説明会

 

「おはよう~、お兄ちゃん!」
「おー、おはようさん。今日は説明会と班別けだったか?」
「うん、そうだよ~。でもイルカ先生お話し長いからな~…途中で脱線もするし」
「そこはまあ、ほら、もうアカデミー卒業したんだし…な?」
「それもそうか…(納得感)」


朝から謎の納得感。
おはこんばんにちは。先日アカデミーを無事に卒業しました、不知火 モミジです。
卒業と同時に今の一瞬でイルカ先生のありがた~い長話しが恋しくなりました。うそです。ごめんなさい。…いや、若干ホントだったりするけど。…半分くらいは。

「あっ、そろそろ行かなきゃ…!じゃあ、お兄ちゃん!いってきまーす!」
「ん?もうそんな時間か?…おう、いってらっしゃい。気をつけてけよー!」
「はーい!」

時計を見ると時間が結構経っていたようで、遅刻したらまずいまずい。このまま走っていくのもありだけど…どうしよ、瞬身使っちゃおっかな……。うん、そうしよーっと。……飛雷針で一気に飛ぶのもアリだけどね。まあ、それはやめておこう…チャクラも結構使うし。瞬身で行こーっと。





「よ…っ、と!とうちゃーく!」

やー…危なかった、危なかった。ギリセーーフ!
……おっ!居る居るー!我らが癒しの天使!大親友(自分ではそう思っている)のヒナタちゃんです!!
や~~我が親友は今日も可愛いですなぁ…!
 
「おっはよ~ヒナタちゃん!」
「っひゃ…!お、おはよう…モミジちゃん」
「あらやだ奥さん、相変わらず反応が可愛いわね」
「ご近所の奥さんのノリかな?」
「ヒナタちゃん最近冷たくない?」
「そんなことないよ」
 
マイ・ベストフレンドが冷たい…。僕は悲しいよ…まあ言うほど悲しくないけども。それにしても結構沢山いるんだなぁ~…あ、ナルトくんも居る。受かったんだね、おめでとう!
 
「班別け、ヒナタちゃんと一緒がいいなあ…」
「わ、わたしも出来れば、モミジちゃんと一緒の班だったらいいな…い、一緒だといいね…!」
「うん!……ん?」

何やら真ん中の方が騒がしい。
なんだろう?ゴから始まるカサカサしてる虫でも出たのかな……?(言い方)
よくよく見てみると、ナルトくんがサスケくんにガン垂れていた。いや、何やってるの……。サスケくんもサスケくんで相変わらずのようで……って、んん?
 
「イヤーーーー!!(女子達の悲鳴)」
「あらぁ…(笑)」
「…えっ?モ、モミジちゃん…!?」
「ヒナタちゃんは見たらだめだよ、心に支障をきたすかもしれないからね」←
 
僕 ヒナタちゃんがナルトくんを好きなの知ってるし、まあ一応…念のために?(目隠し)

「……げっ…モミジに見られたってばよ…」
「だ、大丈夫だよ!僕は何も見てないから!(大嘘)」
「絶対嘘だってばよ……って、さ、サクラちゃん…!?」
「あらぁ…(2回目)」

「ナルト…あんたね……ウザい(ブチ切れ)」
「ごごご、誤解だってば…あー!!!」
 
サクラちゃんが鬼の形相で指を鳴らしながらナルトくんをフルボッコにしました。え?もちろんヒナタちゃんの目は塞いでおいたよ?見せられないよ☆ってやつだね!どんまい、ナルトくん。(謎の無慈悲)

「おーい、席に着けー…って、なにやってんだ…?」

あ、イルカ先生来た。あ~!班別けどうなるのかな~!私、楽しみです!