佐久間と春奈

※アンケ3位




「ねえーはるなちゃーん」
クスクスと先輩は笑っている。
正直なことを言えば、先輩に返事したくない。


佐久間先輩は本当に愉快そうに笑っているけど、どうしてこんなことになったんだっけ。
「はるなちゃんー、こっちで一緒に飲もー」
ああ、思い出した。この人、間違ってお酒を飲んじゃったんだった。


一体どれくらい飲んでしまったのだろうか、と私は佐久間先輩が持っているコップの中身を確認した。
それほど減っていない、いや、全然の間違いか。どれだけお酒に弱い性質なんだろうか。


「ねー、おいでってー」
この人を早くどうにかしないと他の人にも迷惑をかけてしまいそうで怖いんですけど・・・・。私はまず現状維持しようと考えて佐久間先輩からお酒の入ったコップを奪い取って先輩の手の届かないところに置いた。
先輩はお酒のことなんか気にしないで、私が近くに寄ってきたと思って嬉しがっていた。


本音を言えば、先輩がそういう態度をとってくれるのは嬉しい。
「あはは、可愛いね」
でも、体をソフトタッチしてくるのはいただけない・・・・。はぁ・・・このセクハラめ


佐久間先輩は私の耳を舌でなめた
「ねえねえ、えろいことしよ?」







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