無題
2012/04/25 00:04


「おい水鳥、こんななか薄着とはなかなかチャレンジャーだな」
「だってまさかこんなに寒くなるなんて思ってもなかったからさー」
「天気予報をちゃんと見ろ」

鬼道は自分の上着を水鳥に被せた。
これなら寒くないだろうと言って。

「でも、今度はそっちが寒いじゃん」
「ふ、そうだな。では暖めてもらおうか」
「え、ちょっと、まって」
「待てない、な」

クスリ、と笑って鬼道は水鳥を抱き締めた。
水鳥は小声でばかと呟いた。

「鬼道コーチのばか」
「ああそうだな、俺はばかなのかもしれない」



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