「あれ、なまえちゃん何食ってんの?」
「あ、高尾。きのこの山ー、食べる?」
「マジ? 食う食う、なまえちゃんもきのこ派なん?」
「そうだよー、きのこ美味しいよねー」
「だよなあ。真ちゃんはどっち派?」
「ふん、くだらんな」
「あ、やっぱりそう言うと思った」
「んだよーノリわりーのー」
「たけのこの里のほうがうまいに決まっているのだよ。愚問にもほどがある」
「そっちのくだらんか」
「ぶっは、ちょっ、し、真ちゃんギャグセン高過ぎ……くくく……!!」
「うるさいのだよ」
「なーに盛り上がってんだおまえら、さっさと練習戻れよ外すぞ」
「宮地さん」
「何を外すんすか怖いですよ宮地さん」
「宮地先輩はきのこ派? たけのこ派?」
「あ? かずのこ派」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
「おまえら知らねえの? かずのこの海」
「なにそれ、宮地さん予想の斜め上行き過ぎでしょ!」
「さすが宮地先輩……」
「人事を尽くしているのだよ……」
「つうか自主練戻れっつーの、やんねーなら帰れよ割るぞ」
「だから何をっすか!?」
「宮地さん、かずのこの海って何処で買えるんですか」
「緑間が興味を持った」
「は? んなもんあるわけねーだろ馬鹿か」
「えっ」
「えっ」
「えっ」