異議シリーズを終えて
2013/10/17 16:47

異議があったりなかったりするシリーズを終えて。
全シリーズ核心的なネタバレを含むので苦手な方は ブラウザバックお願いします。



最新シリーズ5が発売されてから約3ヶ月。作品の中でも7年という月日が流れ沢山の成長が見られた今回の作品を機にシリーズを一からやり直してみた。

俺がこのシリーズを初めに手にしたのは10年前、あれから合計7作品が登場したそれを再びやり遂げるには2ヶ月が掛かった訳で。検事アドベンチャー2をやり終えた時の達成感はまだ胸に残ってたり。その検事アドベンチャー2が最後だったからなのか、俺の中でこのシリーズに対して思い描く所謂教訓みたいなものは、作中で何度も言われていたように親と子の関係。親と子の関係は絶対に切り離せやしないし、それは唐突に自分の長点或いは欠点として現れる。親を超えられるか、親と自分の道が似て非なる事を示していけるのか。

勝手な推測かもしれないけど、親と子の問題、それこそ些細な事から大きな事件に発展してしまうような事が多発する現代で、親に守られてばかりいる子や親の存在をないがしろにしてしまう子供、親を知らずに育つ子供、勿論親を大切にしている子供。いくら年を取ってもその先に必ずいる親の存在は、簡単に越えられるものじゃない。だけど、良い意味で、その親を越えて自分の人生を歩く難しさや或いは楽しさを教えてくれるゲームだったと思う。いくら憎んでも尊敬していても知らずにいたとしても、その親が必ずしも正しいか間違っているかは自分で見つけていくしかない。その上で、自分がどう生きていかなければならないのか、改めて考えさせられた気がする。

俺は自分の道を自分の足で歩んでいるのか。

話は変わって、全シリーズの中で一番好きな話はやっぱり全部の作品の最終話。作る人上手過ぎるだろと突っ込みたくなるレベル。毎回感動するんだよな…と感傷に浸りながら。心に残ったのは検事アドベンチャー2でのムチのお姉さんの言葉。資格を放棄する決意をしたヒラヒラに言ったまた置いていくのか。そのまた、って言葉がかなり響いた。資格を放棄するという事はその場を離脱する事、つまりこれ以上競う対象ではなくなると言う事を何故置いていくという表現で相手に伝えたのか。嘗ては先にその職の道を歩み始め、そうして今度は自分とは異なった真実の見つけ方を提示され。それでも彼女が強いのは彼女も彼女なりに、自分の生き方を見つけたから。なんだと勝手に思ってる。本当に勝手に。結局二人とも青いギザギザに助けられてるんだなと思うと少し面白い。そして疑問に残ったまま解決しないのが事務所のあいつとあの子の母親の事。何れは、なんて言いながら5では全然話に出て来なかったし、どうなったのかと。まあ、その内続編がまた出たらいいな、なんて思ってます。


長々と憶測を書きすぎた…

とりあえず凄く凄く楽しかったです。このシリーズに携わる全てに感謝を。そして此処まで読んで下さり有難う御座いました。



これで心置きなく獣6匹と最強を目指しつつ村長しながら獣狩りに出掛け時には英雄を召喚して敵と戦う事が出来る。

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