30年代、海外の都市詩
2013/09/17 10:03


烏/瞰/図(うかんず)っていう30年代の詩があって、鳥瞰図(ちょうかんず)は聞いた事あってもそんなひねくれた名前聞いた事がなくて、要するに鳥じゃなくてカラスが空から街を見下ろしてるって感じなんだろうけど。都市詩っていうくらいなんだから明るいイメージが勝手にあって、新世代を表したような詩だとばかり思ってた俺無くなれ。そもそもカラスだし。

詩自体は短い、走っている1から13番目の子供を淡々と絵にする様子を詩にしたものなわけで。ただ怖いのはその子供が恐怖を抱いて描かれているということ。全部同じ文章、第一の子も第十三の子も恐ろしく描く。
そしてその中で、追記のように内1人が怖くても良くて、内1人は怖がっていても良い。
怖がっている子供は誰で怖い子供は誰なのか。何に怯えてどうして怖い子供がいるのだろうか。

結局、別に子供は走らなくても良いんだと終わる。

人は新時代新文化に身を心を踊らせていた訳で、見るもの全てが新しく所謂新世界。但し、その中で都市詩人達は溢れ出る恐怖を抑えられなかった。その象徴とも言えるのがこの詩、らしい。子供というのは作者の心境を子供という形で表したもの、だって。

超人の考える事は分かんないけど、新時代に見た新世界を幻想であり絶望である、要するに身分の格差をまざまざと見せつけられる世界の末端だと詠った人もいたって解釈が本についてた。
現実はいつも明るくなんかないって30年から今に至るまで、色んな人がこうして言ってきてるのに、いつも一緒に希望の言葉が見える。

例えばこの詩は最後の一文にあって、走らなくても良い。

これは流石にタイトル出さないと表現方法無いから、って言い訳をしてみるけど自分の表現力の乏しさに泣きたくなったからゲームする。

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