「もっもういいだろ!俺は帰る!」

「あ、待ってよ静ちゃん」

臨也はそう言うと鞄をひっつかんで教室を出ていこうとした俺を床に押し倒した。ゴンッと鈍い音がして床に打ち付けたところが痛む。

「いてぇな!何だよ臨也、まだ用あんのかよ!」

臨也は俺に覆い被さっていて、またあのニタリとした笑いを浮かべ言った。

「静ちゃんさ、こんなにしたまま帰る気なの?」

「は?…!」

まじかよまじかよまじかよ!フェラしただけなのに…!俺のモノはズボンを押し上げて主張していた。

「う、そ、なんで」

「知らなかったなあ、静ちゃんが淫乱だったなんて」

臨也は笑みを濃くする。そんなの俺も知らなかった。知りたくもなかっ、

「や、触んな…っあ!」

「え―いいじゃん。今度は俺が静ちゃんを気持ちよくしてあげるよ」

臨也は俺のズボンをずらして俺のモノを扱く。ゆるゆると触られて、声が止まらない。

「んっんっ、ふあっや、や」

「静ちゃん気持ちいい?」

「い、いざ、や、やめ、っどこ触ってっ」

「あ、男同士はここ使うんだ―。知ってた?」

臨也は俺のモノを扱きながら後ろの穴に指を入れた。

「ひっ…ンッ、あ、あ」

「初めてなのに後ろ感じるなんて相当淫乱だよね。まあ前も弄ってるけどさ」

「や、ちが、ぁあっ」

「違わないよ。成り行きでフェラしてそんでおっ起てちゃってさ、どんだけ淫乱?」

「やっ言わな…で、っんあ!」

「あ、締まった。ね、今指入ってんの分かったでしょ?今静ちゃん締めたんだよ?言葉攻めに感じたの?」

「感じてな、んんっやあっ」

「ヤらしいこと言われて感じたんだね―静ちゃんの淫乱」

「やああっも、いや、ンッああっ」

めちゃくちゃに言われても反論出来ない自分の体が心底情けない。それよりも自分の体が理解出来ない。こんなやつの動きや言葉になぜこんなに感じてしまうのか、分からなかった。

「やっやっ、なんでっ、」

「どうしたの?」

「だってこんな、おかしっ、変に、な、る、っぁあっ」

俺がそう言うと臨也は微笑む。

「もしかしてさあ、静ちゃん俺のこと好きなんじゃない?」

「え、…」

好き?俺が?臨也を?かすみがかった意識の中でぼんやりと考える。

「だってさ、好きじゃなかったらこんな感じるわけないじゃん」

「んっ、ん…分かんない、分かんな、」

「静ちゃん」

分からないと繰り返す俺の涙を臨也がぬぐう。臨也の顔を見たら、臨也は今まで見たこともないようなきれいな笑顔をしていた。

「ね、静ちゃん。俺のこと好き?」

「…ん、好きかも、好き、好き」

俺は熱に浮かされたようにしゃべる。快楽のせいで理性が飛び、自分が何を言っているのか分からなくなる。臨也は耳元で囁いた。

「俺も好きだよ、静ちゃん」




愛を紡ぐ拙い唇

(また1つ俺の手駒が増えた)









―――――――――
くそう臨也め(´^Д^`)←
けど臨也の打算的な付き合いに巻き込まれる静ちゃん可愛いなあ
そんでいつの間にか臨也が本気になってればいいよ
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