はりせん







ロイド「何なんだよ!こいつら!」

セネル「くっ…!埒があかないぞ!」

ロニ「どんどん増えやがってヒール!」

リヒター「おい!一匹逃げたぞ!」

コウ「!?」

ロイド「あっちにはリーフィンたちが…!」

コウ「くそっ!!」




‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐




女の人「……」

主「怖い…今日は嵐だ…!」


カイル「どうしたんですか?指輪をじっと見て…」

リー「あの…この指輪、もしかして」


ドゴォォ!!

魔物「フゥウウ…!」(飛び込んで来た)

リー「きゃああああ!」(衝撃で吹っ飛ぶ)

カイル「リーフィン!」

ベル「リーフィン!?血が…!」

リッ「魔物!?」


主「うわ、何でだ。今まで魔物が入って来たことなんてなかったぞ!」

女の人「あんたの結界がきれたからじゃない?」

主「あー、そうか」

リッ「のんきに話してる場合!?くそっ…どうして武器置いてきたんだ俺!」

魔物「グガァアア!」(飛びかかる)

リー「(足が痛い…動けない…)コウく、ん…助けて…!」

カイル「危ない!」ガバッ

リー「カイル!?」

カイル「うっ…」バタッ


ベル「カイル?カイル返事して!」

リー「ま、魔物が来るよベルちゃん」

ベル「…やらせないから!ツインパレッド!」(カイルとリーフィンの前に立つ)




リッ「おい!!何か武器ないのか!」

主「えええ…キミ性格変わってない?」

リッ「いいからなんかねぇのかよ!」

主「えっと…武器…武器…」

女の人「主。これは?」

主「おお!はい武器」(渡す)

リッ「よし!…ってハリセンじゃねぇか!」バシィッ!

主「!」バタッ(気絶)

女の人「そのハリセン、攻撃力高いわよ」

リッ「そ、そうみたいだな」



ベル「こいつ…強い!」

リッ「!!魔神剣!」

魔物「グルァア…」バタッ


リッ「魔神剣一発で倒れるなんて…このハリセン…何なんだ…!?」

主「それは代々この家に伝わるツッコミ用のハリセンだ」

女の人「嘘ついてんじゃないわよ」

主「ごめんなさい」



ベル「カイル!酷い怪我…!」

リー「私が治します…!うっ…!」

ベル「リーフィンも酷い怪我、動いちゃだめ!」

リー「これくらい…だいじょぶ」

リッ「無理しないでリーフィン!俺、ロニ達探してくるから!」

主「(あれ、性格戻ってる)」

女の人「その必要はないわ」

リッ「え?」

女の人「この指輪ね、私のなの」

主「!!?」

女の人「そこのちゃらんぽらんから貰ったものよ」

主「嘘だろ…!キミが俺の探してた子なのか?」

女の人「詳しい話は後よ!この指輪、治癒の力があるの」

リッ「え、じゃあ」

女の人「傷を治せる。だけど1人だけ」

リー「私はいいです!カイルを!」

女の人「強いのねあなた。わかったわ」(指輪をカイルに翳す)


パアアアア


カイル「ん………すぅ…」

ベル「傷が、消えていく…よかった…!」

リー「よかっ…」バタ

ベル「リーフィン!」

リッ「だいじょぶ。安心して気絶しちゃったみたい」






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