お義父さんとH2


起床し階段を降りていくと、妻ミキの声が聞こえた。
「え、今日なの?私今日から出張なのよ。幸生くんしかいないし…え?もう向かってる?もう、もっと早く言ってくれたらいいのに。二人きりなんて幸生くんが可哀想よ。うん、うん、わかった、気を付けてね」
幸生がちょうどミキの後ろへ来たところでミキが電話を終えた。
おはよう、と幸生が声をかけると、すでにスーツに着替えているミキが困った顔で振り向く。
「おはよう。あのね、今日お父さん来るって」
「え、そうなの?」
「うん。私はいないって言ったんだけど、もう出発しちゃったみたい。明日こっちに用事かあるみたいで、今日は泊めてほしいんだって」
「そうなんだ…」
「本当に申し訳ないけど、お父さんの相手してあげて。気を遣うでしょうけど…」
「あぁ全然、かまわないよ」
「午後にはこっちに着くみたいだから」
ミキはそう言ってキャリーバックを持って玄関のドアを開けた。
「いってきまーす」と言うミキの声がドアの向こうへ消えていった。
幸生は玄関の前で立ったままだった。
心臓がどくどくと激しく動いている。
お義父さんが来る。
そう思うと、頭のなかに義父との記憶が甦る。
義父と背徳感を抱きながら熱く体を交えたあの日のことを。
「幸生くん、いやらしい子だ」
「あぁあっ!お義父さんっもっと…っもっとグチュグチュしてください…っ!」
幸生はすべて鮮明に覚えていた。あの日以来義父とはセックスどころか顔も合わせていないが、そのいやらしい記憶は、幸生をいつも昂らせていた。
あいかわらずセックスレスなミキ。唯一の性欲の捌け口であるオナニーのおかずは、義父との記憶であった。
「お義父さん……っ」
パジャマの下ではもう勃起してしまっている。
手を伸ばしかけたが、義父のあの手でグチャグチャにされたいと思った幸生は、我慢をして顔を洗いに行った。

それから職場では性欲との戦いだった。パソコンで資料を作っていても会議をしていても、幸生の頭は義父でいっぱいで、下着をヌルヌルと濡らしていた。
時間が経つのが遅く感じた。
午後になると、もう義父が着いているのではないかと気が気でなかった。
顔を火照らせ息を荒くしている幸生を見て、上司に体調が悪いのかと勘違いされ、いつもより少しだけ早く退社出来た。

お義父さん、お義父さん!
早く、早くお義父さんのおちんぽでグチュグチュされたい!!
そう思いながら帰宅した幸生。
しかしまだ義父は来ていなかった。
(そうか、お義父さん鍵を持ってないから…)
こちらに着いていたとしても鍵がなければ入れない。そんなことは義父もわかっている。おそらく幸生が退社する時間よりも遅く来るつもりだろう。どこかで時間を潰しながら。
ミキは午後に、と言っていたがおそらく夜になるに違いない。本当の用事は明日なのだし。
昂っていく幸生の体。義父が来るまで、幸生は苦しんだ。

義父が幸生の家へ来たのは夜の七時を過ぎた頃だった。
「いや、渋滞していてね。朝出発したっていうのに、買い物もしていたらこんな時間になってしまった」
笑顔でやって来た義父。あいかわらず精悍な顔立ちで、幸生は緊張しながら出迎えた。
「今日はミキがいないんだってね。私と二人きりで息がつまるだろうが、今日はよろしく頼むよ」
そう言いながら実家からのお土産をたくさん渡す義父は、まるでごく一般の義父であった。
娘の旦那に対する普通の態度で、いつか激しく絡み合ったことなどなかったかのように接してくる。
そんな義父に戸惑いながら、幸生は中へ通した。
あんなに期待をしていたのに、実際会うとなにも起こらない。二人でテーブルを挟んでビールを飲みながら野球を見、当たり前だが別々に風呂へ入る。
客間へ布団を敷いたことを義父に伝えると、義父は早くも寝床へついてしまった。
幸生はベッドの上でぼうっと天井を見ていた。
一日中あんなに義父のことを思い体を昂らせて、それでもずっとずっと我慢していたのに、あの義父の態度。
まるであの日の二人が嘘だったようだ。
何事もなく接してくる義父は、もう自分とあんなことをする気はないのかもしれない。
そう思うと幸生は切なくなった。
自分一人で期待してバカみたいだと。
「お義父さん…お義父さん……」
幸生はパジャマと下着を脱ぐと、ついに自ら慰め始めた。一日中興奮しながらも焦らされていたペニスは、すぐさま濡れ始める。
クチュ、クチュ…
「はぁ…っ、あぁ…っ」
息を荒くしていると、部屋の扉が開いた。
「おやおや、もう始めてるのかね?」
義父の声に幸生は目を見開いた。
「お、お義父さん…っなんで…っ」
義父は笑いながら幸生のベッドに乗り掛かると、ぐっと幸生との距離を縮めた。
「おとなしく寝ている君を、夜這いしようと思っていたのに」
「お、お義父さ、あぁあっ!」
に、と笑う義父にきゅんと胸を締めた幸生は、ペニスに義父の舌が這うと声を上げた。
「ひぁっあっ!んぁ…っ、お義父さっああんっ」
義父は丹念に幸生のペニスを舐め上げてからしゃぶりまくる。
我慢汁で濡れ濡れだった幸生のペニスは義父の唾液にまた濡れていやらしい音が響いた。
ジュポッジュポッジュポッジュルッグジュッジュポッ
「あっあっ、だめぇーっ!あぁあんっはぁあっあぁんっ」
ずっと触りたかったペニスをまさかしゃぶられるとは思わなかった幸生は、義父の口の中のヌルヌルさに体を震わせ涎を垂らして喘いだ。あまりの気持ちよさにすぐに射精感が押し寄せる。
「あはぁんっあっあ、出ちゃう…っ精液もう出ちゃいますぅっ!お義父さ、口、はなしてくださいぃっ!」
義父の口に射精など出来るわけがない。幸生はいやいやと首を振るが、義父は離すどころか深くくわえだし、搾りとるかのように吸い付いた。
「はぁああんっだめっお義父さんの口に精液出ちゃうぅ…っあぁああんっ!

ドピュドピュドピュドピュッ
大量に吐き出された幸生の精液を、義父はためらいなく全て飲み干した。
「す、すいませっ、ひゃあう!」
ペニスから口をはなしたかと思うと、義父は幸生のアナルにも舌を這わした。ヌルヌルする感覚に幸生は体を震わせる。
「あんっそんなとこ舐めないでください…っ汚いですよぉっひぁあっ」
舌先をアナルへねじ込まれる。足の先までゾクゾクした。
レロレロレロクチュクチュペロペロチュックチュッ
「あんっあんっ舌ぁ舌入れないでぇ…っ」
「そんなこと言っても…君のここはヒクヒクしているよ?」
「あぁんっだ、だからぁ…っし、舌じゃなくてっひぁあっおちんぽ入れてくださいぃっ」
幸生のおねだりに義父はすこしおどろいたように目を見開いたが、すぐにやりと笑った。
「いや、そうだな、君はそういう子だった」
義父はそう言うと早速幸生のひくつくアナルへペニスを挿入した。
「ふあぁああっお義父さんのおちんぽきたぁああんっ」
さきほど出したばかりなのに、幸生は挿入と同時に射精した。
「君は本当におちんぽが好きなようだね」
グチュッヌチュッズポッズポッグチュッ
義父の腰の動きとともにいやらしい音が鳴る。それすらも幸生にとっては快感。
「あぁあんっあぁっおちんぽっいい…っはぁあんっあはぁっおちんぽっおちんぽぉ!」
義父の額にじんわりと汗が滲む。義父のペニスを食いちぎるかのように、幸生のアナルは締め付ける。
パチュンッパチュンッヌポッズブッヌジュッ
「あぁんっあんあんっお義父さんっはぁあんっお義父さぁんっあぁっきもちいいっお義父さんのおちんぽきもちいいですぅうっ」
自らも腰を振る幸生。自分の下でみだれている娘の結婚相手に、義父は欲情する。お互いの関係性を思えば思うほど、二人の気持ちは昂り、背徳さえも快感に変わった。
「あぁあんっイッちゃう!お義父さんのおちんぽでイッちゃうぅっ!」
二人は同時に射精した。腹では自分の精液を、中では義父の精液を受け止めた。
「あぁっお義父さんの精液っいっぱい入ってる…っ」
恍惚な表情の幸生を見て、義父は笑った。
「いけない子だ」


パチュンッパチュンッパチュンッパチュンッ
いやらしい音が台所から聞こえてくる。
「あぁんっだめですお義父さぁんっこんなとこでぇ…っ」
「君が朝からホットミルクを淹れると言ったんじゃないか」
義父は後ろから幸生を突きながら、幸生のペニスを下向きに扱いていた。
「あはぁんっあんっあんっもっあぁっミルクもう出来ますらぁっ」
ビュルルルッと勢いよく飛び出した幸生の精液は、ペニスの先に置かれていたマグカップに入っていった。それはミキが愛用しているものだった。
二人は昨晩からずっとセックスをしていた。幸生の部屋から脱け出し、廊下や風呂、ベランダ、ミキのベッドでも。そこら中に吐き出されている幸生の精液。ミキがこんな精液まみれの家に帰ってきたらどうなることだろうか。
そんな考えもセックスの楽しみになってしまう。
幸生はどっぷり義父とのセックスにのめりこんでいた。
ミキとのセックスレスに悩んでいた頃が懐かしい。今は義父との肉体関係しか考えられなかった。
「お義父さんっずっとおちんぽしててください…っお義父さんがいないと僕もう…っ」
幸生はアナルを拡げ、義父に見せつけ誘う。こんなところをミキに見られたらどうなるだろうか。そう思っただけで幸生のペニスの先から、じんわりと我慢汁が溢れるのだった。


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