佐倉



見た目が幼い佐倉はショタコンの気がある社員たちに支持されている。
一定数いるが、それで留まる気はない。
処理の依頼がない時は自ら処理課を出て、社員の新しい性癖を開拓しに行こうと罠を掛けに行く。


「…はぁ……っ、」
広報の水谷は、会議中に思わず息を乱した。
表では真面目な会議をしている一方で、机の下では潜り込んだ処理課の者たちが口や手で奉仕をしている。
水谷も処理課の誰かに自分のペニスをしゃぶってもらっているのだが、それが今までに経験したことがないくらい上手なのだ。
水谷はあたたかい口内にペニスを入れたまま身震いをしながら射精した。
「んぁぁ…っ」
精液を出しているのにじゅるじゅる吸われて、水谷は会議中だと言うのに喘いでしまった。
周りの社員達がそれを聞いてクスクス笑う。
「す、すいませ…」
皆口で処理をしてもらうが会議中に声を出してしまうような社員は滅多にいない。
水谷は恥ずかしくなり俯いた。
しかしそれほどまでに気持ちいいフェラ。
水谷は会議が終わったらこの処理課員に処理をしてもらうことに決めた。
会議の内容そっちのけで、少し椅子を引いて下に潜っているのが誰なのか確認する。
「っ」
目がばっちり合い水谷は驚いた。
とてつもなく上手なフェラをしたのは、佐倉だったのだ。
佐倉は水谷の目を熱く見たあとに、可愛くウインクをした。


「はぁ…っ、はぁ…っ、はぁ…!ま、まさかあんなえっろいフェラしてんのが佐倉ちゃんだとは…!」
仮眠室に呼び出された佐倉は、水谷の興奮した様子に気を良くした。
「びっくりしたぁ?」
無邪気に笑って、ベッドの上に座る水谷の前へ座る。
「もう一回してあげるね」
水谷のペニスを出した佐倉は、また口へ咥えた。
じゅぽじゅぽ音を鳴らしながらしゃぶる。
「あっ、あっ、こ、こんなちっさい口なのに…っ、すごいテクニック…!」
狭い口内で佐倉は巧みに舌を動かして水谷のペニスを弄くり倒す。
「は、ぁむ……、水谷さんの、おいひ…っ」
水谷は自分のペニスをしゃぶっている佐倉の姿を見てどこか罪悪感を感じた。
佐倉の見た目はどこからどう見てもこどもである。小学生と同じくらいだ。
こどもにこんな卑猥なことをさせていると思うと、ショタコンでもないのに水谷はドキドキしていた。
「佐倉ちゃん…、どこでこんなエッチな技を覚えてくるんだい…?」
まるで本当のこどもに話しかけるように水谷は言った。
実際佐倉は水谷よりも年上で、今まで男を相手にした数は数え切れないほどだ。技など磨こうと思わずとも勝手に身に付いていく。
佐倉はちゅぷっと音を立ててペニスを口から抜いた。
そして無邪気な笑顔を水谷に見せる。
「さくらが上手いんじゃなくて、水谷さんのおちんちんがおいしいから、いっぱいぺろぺろしちゃうんだよ」
佐倉はそう言って水谷のペニスの先端にキスをする。
水谷はぞくぞくした。
そしてまたしゃぶりだした佐倉が、少し腰を揺らしてもぞもぞと動いていることに気付く。
「佐倉ちゃん、どうしたの?」
この動きがなんなのか水谷はわかっていて聞いた。
佐倉は少し恥ずかしそうにした。もちろん計算である。
フェラをやめて、長いワイシャツの裾を捲り上げた。
「…み、水谷さんのおちんちん、おしゃぶりしてたら…、さくらのおちんちんも、硬くなっちゃったの…」
水谷は唾を飲んだ。
佐倉のペニスは小さいながらも自らを主張していた。
毛も生えていない佐倉の下半身の、幼気故のいやらしさに水谷の目は釘付けになった。
「水谷さぁん…、さくらのおちんちんも、気持ちよくしてくれる?」
佐倉のお願いに、水谷は返事もせず勢いよく佐倉に飛びかかる。
押し倒して、可愛らしいペニスを口に咥えた。
「ひぁあっ」
水谷は遠慮無しにじゅぷじゅぷ音を立てしゃぶる。
あまりの勢いに佐倉は驚いて声を上げる。
水谷はまるでアイスキャンディを舐めているような気分になった。
幼すぎる佐倉のペニスは、自分と同じものだとは思えなかった。
もぎたてのフルーツのような、瑞々しさを感じる。
「あっあっやぁんっあぁっみずたにさっ、ぁぁ〜っ!おちんちんぺろぺろきもちいぃよぉっ!」
こどものような見た目をしているくせに、佐倉は脚を大きくM字に広げて水谷を煽る。
水谷はとにかくれろれろ舌を動かして、そのまま溶かす勢いで舐めた。
「あっあっあっおちんちん取れちゃうよぉっ、あぁんっ水谷さんっあぁぁ〜ッ」
ぢゅぽっぢゅぽっじゅるるるるっれろっれろれろれろぉっぢゅぽっぢゅぽっちゅっちゅるるっ
「あぁぁんっ、やぁぁっ」
貪る、という表現がぴったりだった。
こどもの見た目をした男のペニスを、こんなに必死に夢中になってしゃぶっているノーマルなはずだった社員の姿を見て、佐倉は内心おかしく見ていた。
「あっあっ水谷さっ水谷さぁんっ、ひっあっ、さくらのっさくらのおちんちんっ、おいし…?あぁっ」
「おいひいよっ、佐倉ちゃんのおちんちん…っ」
佐倉は水谷の髪の毛を優しく撫でる。
顔を上げた水谷に、渾身の幼いながらも蕩けた欲情顔を見せつけた。
「ね、今度は、さくらに水谷さんのおちんちん食べさせてぇ…」
またフェラか、と思った水谷に、佐倉は小さな手でお尻の穴を広げて見せつけた。
「こっちのお口におちんちんちょうだい…っ、お腹いっぱいにさせてぇ」
水谷は頭が爆発するかと思うくらい衝撃を受けた。
こんなに男心を擽るようなおねだりはされたことがない。
こんなこどもがこんなにエッチなお願いごとを言えることに、水谷は興奮した。
「佐倉ちゃん…っ、いけない子だ…!」
水谷は間抜けにも自分よりも年上の佐倉にそう言って、ひくつくピンク色のアナルへいきり立った自分のペニスを挿入した。
「んぁあっきたぁっ!」
事前にほぐしてある佐倉のアナルは水谷のペニスを根元までしっかり受け入れた。
小さな体の佐倉の中はとてつもなくきつかった。
水谷は快感に脚をガクガクさせる。
「あぁぁ…っ、佐倉ちゃんの中っきっつぅ…!」
すぐイきそうになって水谷は気を抜かないよう集中した。
「水谷さんのっおちんちんおっきいぃ…っ、ほんとにっお腹いっぱいだよぉっ」
「こんなちっさいのに…っ、俺のちんこ全部飲み込むなんて……っ」
「ぁぁぁぁ……」
水谷はゆっくりペニスを引き抜いていく。
「エッチな子だなぁっ!」
「あはぁんっ!」
じゅぱんっと勢いよくまた挿入した。
佐倉の小さなペニスがぷるんっと跳ねる。
その光景が堪らず、水谷はゆっくり引き抜いては勢いよく突き、わざと佐倉のペニスを揺らす。
「あぁっ!あんっ!あんっ!水谷さっ!あぁんっ」
「きもちいいか?ほらっちんこっ、きもちいいかっ!?」
「あっあんっきもちいっあはぁんっ水谷さんのっおちんちんでっお尻の穴ごりごりするのっあぁぁんっきもちいいよぉっ!」
佐倉の声変わりもしていないような鼻にかかる幼い声で喘がれ、いやらしく快感に悶えられると、水谷は心底興奮した。
背徳感が物凄いが、それがまた快感となる。
「あんっあぁんっぐちゅぐちゅいいっ水谷さんのっおっきいおちんちんっくせになっちゃいそぉっあぁんっ!」
「こんなに幼いのにっもうちんこ狂いになるのかっ?はぁっ、こどものくせに……っ!」
もう水谷には佐倉がこどもにしか見えなかった。
こどもがこんなに小さな体で自分のペニスを受け入れ、夢中になってしまっているのかと思うと優越感が堪らない。
「やぁっあんっらってっおちんちんっきもちいっあぁんっ水谷さんのおちんちんらいすきぃっ!あぁんっそこっそこもっといっぱい突いてぇっ」
水谷は望み通り佐倉が良いと言う場所を突き上げながら、ぷるんぷるん揺れている佐倉のペニスを掴んだ。
「あぁんっ!」
佐倉は体を反らしながら感じた。
前と後ろを同時に攻められて、アナルを思い切り締め付ける。
「あぁぁ…ッ!らめぇっおちんちん擦らないれっ頭真っ白になっちゃうぅっ!あぁぁんらめぇえっ!」
「くっあっ、あっ、さくらちゃんっ!」
ペニスを食い千切られそうな程締め付けられて水谷はまた脚を震わせた。
「あぁっれちゃうっミルクれちゃうっ水谷さぁんっ」
「あっあっ俺もっ!俺も出る……!」
水谷のペニスは佐倉のアナルの中でビクビクしていた。
「あっぁっ飲ませてっ水谷さんのミルク飲ませてぇ…!ひぁあんっ!」
佐倉と水谷は同時にイッた。
中に熱い精液がどくどく注がれる。
佐倉は全くショタコンではなかった社員をここまで引きずり込むことが出来て、とても満足した気分だった。
「お、おれ……ショタコンじゃないのに……」
処理をするだけして、水谷はそう呟いた。
たいていの者は佐倉と処理をすると他の社員にバレることを恐れる。
なんたって処理にこどもの外見の者を使うのだ。
危ない性癖が知られたら引かれるかもしれない。
しかし、我に返りこれっきりにしようと思ってしまう社員を、それでも離さないのが佐倉だ。
「水谷さん…っ、内緒にするから…、またさくらで水谷さんのおちんちんの処理させてくれる?」
「え……?で、でも…」
「水谷さんのこと、他の子に取られちゃうのやだよぉ…」
佐倉は中出しされた精液が垂れるアナルをまた指で広げて、水谷に見せつけた。
「お願い、さくらのおまんこを、水谷さんの性欲処理専用にしてください…」
「さ、佐倉ちゃん……!」
こんなに様々な男心を擽るエッチなおねだりが出来るのは、誰のことも愛さない佐倉だけだった。
完全に自分に落ちた水谷を見て、佐倉は達成感をぐっと感じた。


「そういえば最近、水谷さんに呼ばれないなぁ」
処理課で指名待ちをしている柊がぽつりと呟いた言葉に、日暮が気付く。
「あぁやたらと放尿を強要してくるっていう?」
「うん、恥ずかしいから嫌だったんだけど…誰かに乗り換えたのかな?」
柊と日暮の横を、真実を知る佐倉が何も言わずに通り過ぎる。
そして佐倉は鼻歌まじりに、人気の無い倉庫へと足を運んだ。
ドアを開けると、すぐに荷物の影に隠れた桐生を見つける。
「桐生」
目の前に現れた佐倉を見て桐生は肩を揺らして驚いた。
佐倉を見つめる桐生の目は潤んでいる。
「また泣いてるね」
「………………っ」
桐生は先程まで、いつも嫌がらせをしてくる社員の処理をしていた。
また汚れた自分に涙を流しながら、これ以上汚されまいと、人気の無いこの倉庫に身を潜めていたのだ。
「教えて。その社員の名前」
「……、企画部の……羽田さん……」
鼻をすすりながら、桐生は社員の名前を言った。
佐倉は悲しい顔をした桐生に、優しく微笑みかける。
「わかった。…もう大丈夫だよ」
「…、さくらさん……、」
佐倉はそれだけ言い残して倉庫を出て行った。

佐倉は、雪村が長谷との関係にうじうじしていることも、新穂が社長の息子に好意を寄せていることも、最近間宮が佐藤のことを気に入っていることも知っている。
そして処理課員がそんな想いを他の社員に抱くことは無駄だと考えている。
しかしこんな境遇にいる仲間たちが、少しでも希望を見出して、一瞬でも幸せになるのならばそれは心から喜ばしいことだとも思っている。
けれど自分自身は、絶対に誰のことも愛さない。
社員の性欲処理に使われるだけの存在に徹する。
しかし悲観はしない。立場も絶対に下になどならない。
処理課を下に見る社員を、自分の仲間たちを傷付けるクズを、手玉に取って上に立つ。
佐倉のその強い意志に、想い人は邪魔になるのだ。

「羽田さーん、佐倉と遊んで−!」
無邪気な声が、企画部に響いた。
佐倉は今日も、愛する予定のない社員に、愛される努力をする。

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