我慢の限界


俺はずっと片想いしていた瀬名と付き合うことになった。
しかし。俺は瀬名とエッチするのを控えていた。なぜならこの間瀬名と間違えて瀬名の従兄弟を夜這いして襲ってしまったからだ。
さすがの俺も反省した。輝かしい笑顔を見せるかっこよくて可愛くて色っぽい瀬名がどんなに側にいてこの身体を好きにしてもいいとなっていたとしても、俺のちんこはだめなことをしちゃったのだ。
だめなちんこだと思っていたけど予想の斜め上を行くだめさだった。
この早漏絶倫男があれから一週間以上おしっこする以外にちんこを使っていない。やばい。
しかし反省しなければいけない。従兄弟を傷付けたのだから。もう少し我慢をするべきだ。


「黒川、ペンギン」
だから俺は性欲を捨てるため瀬名と水族館デートに来ていた。
ペンギンにものすごく眩しい笑顔を向ける瀬名。まじで可愛い。
瀬名は動物が好きらしい。本当は動物園に行く予定だったが、雨だったので水族館に変更した。
動物が好きだとか、付き合って初めて知った。一番好きな動物は虎。なぜか最近飼い始めたチワワにも虎二と名付けている。
…かわいい。
瀬名は魚に夢中だが、相変わらずの俺は瀬名ばっか見てしまう。青い水槽の光で照らされる瀬名の顔はきれいすぎるのだ。
「クリオネ」
小さい水槽の中で白くてふわふわ漂っている生き物を瀬名は覗き込んだ。
「クリオネって名前、なんかエロくない?」
いきなり瀬名が振る。クリ…?
ホモな俺はとくになにも思わない。
「てか、なんか妖精みたいだよな」
俺の感想に瀬名は吹き出した。
「黒川って、女子みたいだな」
あはは、と笑う瀬名。こいつこそ本物の妖精のようだぜ。笑われるから言わないけど。

水族館を満喫し、夜は久しぶりに二人で居酒屋で飲んだ。
俺たちはそもそも、順番がばらばらで、大してデートとかしないままセックス三昧だったから、こういうデートはなかなか新鮮だ。
いつも俺が襲ってたけど、それを我慢すると瀬名といっぱいゆっくり話せるのだ。
瀬名の知らないところをいっぱい知れて、俺は最近マジでやばい。
幸せすぎて死んでしまうんじゃないだろうか。
「もうこんな時間だ」
瀬名に言われて俺は腕時計を見る。あと一時間で日付が変わろうとしていた。
楽しすぎて時間なんてあっという間だ。瀬名と一緒にいたら、いつの間にか人生まで終了してしまうんじゃないだろうか。
そんくらい早く感じる。
時間も遅いので、久しぶりに俺んちに瀬名が泊まることになった。
「すごい黒川の匂いがする」
部屋に入るなり瀬名がそう言うので俺はドキドキした。
こんな状況、すぐにでも襲ってしまいそうだったから、俺は逃げるようにして瀬名より先にシャワーを浴びた。
瀬名がシャワーを浴びている間に俺は歯を磨き、ばっちり寝る準備をした。


「黒川」
名前を呼ばれて俺は目を開けた。
目の前にはお風呂上がりのかっこいい瀬名。
俺はどうやら瀬名がいないうちに寝てしまっていたらしい。
「ごめんごめん、」
俺は壁側に寄って、瀬名が寝る分のスペースを開けた。
「寝にくくない?」
「や、大丈夫」
瀬名がベッドに上がってから、俺は電気を消した。
「おやすみ、瀬名」
俺は瀬名を襲ってしまうといけないので、早いとこ目を瞑った。
「…黒川、」
暗闇の中で瀬名が俺を呼ぶ。
俺はまた電気をつけた。
瀬名が身を起こして俺を見下ろしている。イケメン。
「なに?」
瀬名は返事をしないで俺に近づいてきて、ちゅっと触れるだけのキスをした。
俺動揺。
「な、ななななにっ?」
「…エッチしないの?」
俺さらに動揺。
瀬名からのお誘いだと…!?これは予想外だ!!!
驚きすぎて口を開けたまま何も言わない俺の上に跨がった瀬名は、首筋に舌を這わす。
「あ、あんまり、さ、盛ると、瀬名が嫌かなって、思って…!」
瀬名に見下ろされて俺は吃りながら答えた。瀬名はむすっと怒ったような困ったような、とにかくかわいい顔して俺を睨んだ。
「俺だって男なんだから、性欲くらいあるんだけど」
「え」
「黒川…誘ってんのに全然気づかないし」
「えっ」
「ぐずぐずしてると俺から襲うよ?」
「えっ、瀬名…っ」
瀬名はそう言って俺の下半身を裸にさせて、ちんこを舐めた。
「んうっ」
俺のちんこはビンビンだった。
だってあの大好きな瀬名が隣に寝ててエッチしたいとか言い出して俺を襲っているんだから、そらちんこも元気になるわな!
しかも一週間もエッチどころかオナニーすら禁止していたんだから!
「あっ、ちょ、瀬名…っ!」
瀬名は俺の我慢汁だらだらのちんこを口の中で出し入れしてじゅぽじゅぽしていた。
おいおいマジかなんだこの状況。
瀬名の方がムラムラしてるとか…なんか考えられないんですけど!!
「せ、な…っ、俺イキそう…っ!」
俺の言葉を聞いて瀬名はまた激しくじゅぽじゅぽしゃぶってくれた。
俺は我慢できず瀬名の口の中で射精する。
「ん、んん…っ」
瀬名は全部ごっくんと飲み込んでくれた。
「瀬名…、」
「…すごい濃い…。もしかしてオナってないの?」
「うん…」
瀬名は驚いた。しかし俺は逆にその反応に驚く。
「え、瀬名はオナってたの?」
俺の質問に瀬名は口をきゅっと閉じて俺を見た。
この反応は…、オナってたに違いない!!まじかーー!たまんねぇええ!!
思わずにやにやしてしまって、瀬名は俺をジト目で見た。そんな顔したって可愛いだけなのに!
俺は我慢できなくなって、逆に瀬名を押し倒した。
「黒川…っ」
瀬名は俺の名前を呼んでから、すっと目を瞑った。あーやばい!好き!
俺は思いきりキスをした。
俺も童貞を捨ててから随分経つから、キスをしながら脱がしていく技も身に付けている。
瀬名がしたように下半身だけ裸にした。
瀬名の立派なちんこも苦しそうなくらいぱんぱんでいやらしい。
「擦って、黒川」
やだなにこの子…!!俺はすでに回復しているちんこと瀬名のちんこを合わせながら一緒に擦った。
「んっ、あ…っ」
俺は息を乱しながらも擦ることに集中した。絶倫と言えどすぐイクのはカッコ悪い。今更だけど。
擦ってるだけでいかないようにしながらも瀬名を気持ちよくさせるために頑張った。
「んんっ、んぅ…」
瀬名は額に手を置いてその様子を静かに眺めていた。微かに漏れる声が興奮する。
俺が手を動かす度にくちくちと音が鳴る。手を離して見ると透明の汁でベタベタだった。
「これ」
手を広げて見せると、瀬名は恥ずかしそうに笑った。
「もうだめ。入れて」
瀬名はそう言って体勢を変え、俺にお尻を向けた。
どわあああああ!射精しちゃうからやめてええええええ!!!
今すぐしたいが、久しぶりだからいきなりぶち込むと瀬名が可哀想だから、慣らしてあげないといけない。
俺は気持ちを落ち着かせてから、瀬名の穴に我慢汁で濡れ濡れの指をゆっくりと挿入した。
「ん…っ」
「…瀬名ってもしかして、お尻も弄ってた?」
「ちんこしか触ってない!」
なんとなく聞いただけなのに、瀬名は慌てながら言った。
「やっぱちんこは弄ってたんだ」
俺の言葉に瀬名ははっとする。さっきオナってたかを曖昧にしていたけど、これで確信した。
「…男だったら普通だしなっ」
開き直る瀬名かわええええ!!!
俺はなんだかるんるん気分で瀬名の穴を弄くった。
「いっ、あっ…!」
指を増やしていくと、瀬名がシーツをぎゅっと掴む。もはやその皺すらも愛しい域に来ている。
「あっ、うっ、あっ、あっ」
とろっと瀬名の我慢汁がシーツに垂れる。正直もう入れたいです…っ!!!
「瀬名、」
背中にキスをして様子を伺う。瀬名はいいよって頷いた。
俺はちんこヌプッと挿入した。
久しぶりの瀬名の中はきつい。もう出ちゃいそうだった。
「あっあっ、んぅ…っ!」
ぬこっぬこっぬこっにゅぷっちゅぷっぬこっぬこっ
「あっ、あんっあぁっ」
イキそう!でも我慢だ!
俺は穴の中を責めつつ、瀬名のべたべたのちんこに手を伸ばした。
「あっあぅっあんっあぁ…っ」
ちんこと穴を両方責めると、瀬名が体を反らせる。まじで可愛い。
くちゅっぬぷっくちっくちっぢゅぽっぢゅぽっぬちゅっくちゅっくぽっ
「あっあんっ両方、だめ…っあんっ」
瀬名のちんこを扱く俺の手を止めようと瀬名の手が上に重ねられるが力は入っていない。
形だけの抵抗って興奮するなぁ。
「あんっあっあっ…あんんっ」
「瀬名…っ、はぁ…っ」
ふと、目を向けると瀬名はピアスをしていなかった。シャワーの時外したのかな?
そして以前瀬名の耳を少し責めたことを思い出す。
耳弱いとか言ってたっけ。
今日はピアスをしてないからやりやすいぞ…!
俺は瀬名の耳朶にやさしく唇で噛みついた。
「あっ!」
瀬名がまた体を反応させる。
俺は耳をはみはみした。
「あっあっ!」
本当に弱いみたいで、瀬名はびくびくしながらちんこから汁をまた垂らす。
もっと反応してほしくて、耳の中に舌を入れてみた。
「あっあーっ、だめ、黒川、あぅっ、耳だめっ」
かぁわぁいぃいぃーーー!!!
俺は堪らなくなって舌で耳を刺激しまくった。
「あんっ、あっやぁっ、黒川ぁっ」
もちろんちんことアナルを責めるのもやめない。俺大忙し。
「ひぁっあっあんっんっんぁあっ」
ぢゅっぢゅぽっぢゅぽっぢゅるっちゅぱっれろっれろっちゅぽっぢゅぽっちゅっちゅるっちゅっれろぉぢゅるっ
くちっくちっぐちゅぐちゅっくちゅっぬちぬちっにゅっくにゅっく
ぱんっぱちゅっぱちゅっずこっぬこっぬぢゅっじゅぽっじゅぽっ
「あっあぁんっく、黒川ぁっ、だ、めぇ…っ」
瀬名は開いた口から涎をぽたりと垂らした。
「あっあっ、イッちゃ…っ!ひぁあっ!」
びゅっびゅるっびゅくっ
瀬名は指を噛みながら射精した。
ひくひくしてる体が愛しい。
とか余裕ぶっこいて気を抜いたら俺も思わず射精してしまった。
「はぁ…っ、はっ、黒川…っ」
「ご、ごめん、出ちゃった…」
瀬名は色っぽい顔で俺の方を向いた。
そしてまたお得意のキスをされる。
「っ、ん…っ、はぁ…っ」
ちゅ、ちゅっ、れろっちゅぱっ、ちゅっちゅっ…
キスしてるだけで俺のちんこはまた勃起!どんだけ底なし元気やねん!
そんなちんこを瀬名はキスをしながら握った。
仕返しと言わんばかりに擦られる。
「瀬名、あっ、瀬名…!」
「黒川…っ、好き」
「うっ……!」
俺は早くもまたイッた。恐ろしいくらい早い。
気まずくて瀬名を見ると瀬名は可愛い笑顔を俺に向ける。眩しい。
「さっきはすごい頑張ってたのにな」
確かにこの前は瀬名を思う存分いじめれてたし、結構もった方だと思ったんだけど…。
「だめなちんこ」
「…精進します」

結局そのあとは第二ラウンドに突入した。
瀬名が一回イッたが、俺は二回もイッてしまった。恐ろしくて泣けた。
しかも我慢しなくちゃいけないと思ってめちゃくちゃ溜まってたから、そんだけ出してもまだ俺はイケそうだった。恐ろしい。
俺のちんこ、もはやだめを通りすぎてすごいと思う。

ちんこ鍛えたい。


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