※主人公は剣城家と関わり有り設定
今日はせっかく優一や京介と過ごせられると思っていたのに
めんどくせぇ………
限りなくめんどくせぇ…
何で………
何で……!
「お、円堂。あいつ不動じゃねえか?」
「あ、本当だ。おーい、不動ー!」
何であいつ等がここにいるんだよ………!
いやまあ確かにここは稲妻町の商店街
キャプテン達がいても何ら不思議ではないさ
だがな
「不動さんもお買い物ですか?」
「春奈、荷物は俺が…」
「円堂君、どうしたの?」
「木野さん、あっちよりここの方が安いよ」
茶、白、赤、緑、水色、ピンク…おーおー、カラフルな事で
何 だ こ の 集 団 は !
おいキャプテン、じょろじょろ連れてくるなよ!どう考えても通行の邪魔だろうが!
周りこっち睨んでるぞ!?
てか荷物からしてただの買い出しだろ!?何でこんな大所帯なんだよ!
「…?名前にーちゃ、ともだち?」
「にいちゃんのおともだちなの?」
俺の腕の中にいる京介と、手を繋いでいる優一が同時に首を傾げて俺に問うてきた
くっ……何だこいつら可愛いぞ
だが、こいつらは断じて俺の友達等ではない
「違「ああ、そうだぞ!お前等は不動の弟か?」…綱海、お前…」
こいつ…何てことを優一達に教えてやがる…!
俺とお前等はただのチームメイトだろうが!!
早く訂正しなければと優一達を見るが、「にいちゃんのおともだち!」と瞳をキラキラさせていた
うっ…!しまった、訂正し難くなった
「…あー、もうそれでいい」
俺自身は認めて無いがな!