2014/01/23(Thu)
「ひろーーーー!!」
「あ、ひょーたくん。ヤッホー(もごもご)」
「ヤッホーじゃねえっすよ!!何呑気にケーキ食っているんすか!」
「このケーキまじうまいよ!!なんかもう…お口の中がIT革命や〜!」
「あー!!もう!!赤司っちも!ひろを何自分ちに呼んでいるんすか!?急にひろさん今僕の実家にいるからとか言ってきて…!」
「お前の恋人がどんな人物なのか気になってな。素直でいい子じゃないか」
「いやーあの赤司くんと話すことになろうとは…人生ってわかんないもんだね!美味しいケーキをたくさんくれてありがとう!」
「構わないよ。もう一つ食べるかい?」
「えーまじで!?ありがとう!」
「…あのさ、ひろ何個食ったんすか?」
「四個!」
「やっぱりそんなこったろうと思ったっすよ!食いすぎ!腹壊すよ!?」
「大丈夫大丈夫!私の胃袋頑丈だから!」
「確かにそうっすけど!」
「あの涼太が彼女の体調管理とは…。ひろさん、涼太に面倒みさせるなんて君はすごいね」
「いやいや〜!」
「今のあんま褒められてないっすよ」
「え!?」
「失礼だな。僕は皮肉など言ってないよ。…さて、涼太も来たことだし本題に入ろうか。ひろさん」
「ん?」
「君は、涼太のどんなところが好きなんだい?」
「は!?」
「えっ!?」
「本当に仲がいいな、君たちは。同時に声を発するなんて」
「赤司っちが何変なこときいているんすか!?」
「変なことではないだろう。ひろさん、君は涼太のどんなところが好きなんだい?」
「え、えっと」
「答えられないのかい?」
「赤司っち…!」
「カッコいいところ、かなあ」
「…それは見た目がってことか?」
「見た目?…ああ、うん!そうだね、涼太くんモデルだった!」
「忘れられていた…!?」
「いや忘れてないよ!?大丈夫大丈夫!…えーと、その。絶対に諦めないところ。帝光の人達とかすごいのに、二年から入ったのに、へこたれる暇があったら練習する、って言ったところ。…でも、これはまだ尊敬だけしていた時に、好きになったところで…。なんだろうなあ…。なんだろう、なんか、よくわからないけどいつからか、笑った顔とか、悲しそうな顔とか、いろんな涼太くんを独り占めしたくなったっていうか…。うまく答えられないけど、私涼太くんのこと、めっちゃくちゃ、大好き」
「…」
「…」
「…は!?あ、わ、私今…!か、か、帰るうううううううう!!ごっつあんです!!」
「ちょ!…っまた逃げやがって…!!いい逃げすんなっつーの!」
バタバタバタバタ…
「…愛されているじゃないか、涼太」
ヒマワリが向く先〜キセキに彼女を見られたら〜 - more