2013/09/09(Mon)



私は沖田さんしかり黄瀬くんしかり丸井ブン太くんしかり、一見チャラいというか飄々しているというか、まあそんな感じの男の子が内面に抱え込んでいるという…のに弱くてですね。まあそんなこんなでかがりくんにしてやられた訳です。そんなこんなで彼の夢小説とか書きたいなーと思っていたり。ですがどうあがいても最終的に暗くなりますね。薄桜鬼の薫同様。どうやら私は最後が死で終わるキャラクターは、二次創作の中ですら死で終わらせてしまう傾向があるようです。サソリしかり、薫しかり。NARUTOのサソリも好きで頭の中で彼の夢小説を書き、完結しています(笑)

という訳で突発かがりくんSS










「縢くん、」

何もない青い空に向かって、すっかり呼び慣れた名前を呼んだ。今までは『縢くん』と呼んだら、縢くんは『んー?』と伸びただしのない返事を返してくれた。

だけど今はなにも返ってこない。

「死んじゃったのかなあ」

もう一度、青い空に向かって、声を出す。当然だが空は何も返してこない。

縢くんは逃げない。それだけは言える。私は馬鹿で機転も効かなくておっちょこちょいだけど、それだけは言える。縢秀星という男の子は、誰よりも首輪を外したがっているくせに、首輪が外されても、絶対に戻ってくる、訳のわからない狂犬なのだ。

縢くんが逃げないことは断言できる。けれど、縢くんが死ぬはずがない、とは。

「縢くん」

もう一度、彼の名前を呼んだ。大好きな男の子の名前を呼んだ。

頬を撫でる風は冷たくて、でもそれ以上に冷たい雫が私の頬を伝っていった。







この女の子は新米執行官というイメージで書きました。
「よろしくお願いします。…すみません。先輩の苗字なんて読むんですか?うるし?」
「う…っ、ぶはっ!漆!かがりって読むんだよ。かーがーり」
「かがり…。難しい苗字ですねえ。これからよろしくお願いします」
「あー、敬語とか先輩とかいらないから。俺らタメっしょ?」
「じゃあ…縢くん?」
「ん。オッケー。漆じゃねーからな」
「もうわかったよォ。失敬な」
「失敬なって、ジジババみたいだな、あんた。…ククッ」

おお…縢くんの夢小説書くの楽しいですね…。


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