13.恥ずかしいせい

まぁ、日付も次の日になって…おん、まぁ…アレや…
色々つっこみたい。

「きゃーっユウコ様ー!」

「モノマネ姫〜!」

…なにがあったんや?

「…あれ、二氏さんやなか?」

「お、千歳か。お前が居るなんて珍しいな。」

「女子が騒いどるけん、見にきてみただけばい。」

「そうか…」

「で、あれは二氏さんかわかるね?」

「千歳…







俺、お前より小さいから見えへん」

うわ、恥ずっ…俺が小さいから見えへんみたいなもんやん
別に、俺が小さいわけやあらへんのにっ!千歳がデカイだけなんにっ!

「あ、ユウジは小さかけんね。ほら。」

千歳に持ち上げられ…って、

「待て待て待て待て!」

千歳に持ち上げられるっちゅーことは、約…に、にめーとる…高すぎやろっ…

「早よ確かめんしゃい。」

っち…。
軽く舌打ちして見る。そこには――…

ドレスを着させられとるユウコが居った

「な、ななな…」

なんて格好しとるんやっ…

「あ、やっぱり二氏さん?」

「……おん。」

「むぞらしか格好しとるねー」

むぞらしか…?って確か…可愛いやったよな?
…あぁ、背に栄養がいってもうて、目に栄養がいってへんのか

「…別に、小春の方が可愛いやろ。」

「そげなことなかよ?」

…なんやろ、つい目がユウコを追う。

「…ほら、ユウジも…」

…千歳が言いよる言葉も耳に入らへん。
あ、ユウコがこっち向いた

「お、ユウジ〜!」

「っ大声で呼ばんでもわかるわっ」

顔が…熱い。
きっと、これは大声で呼ばれて恥ずかしいせい

[ 13/13 ]

[*prev] [next#]
[目次]
[しおりを挟む]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -