しばらくして、復活した忍足さんは、また話始めた

「つまり、かなり頭ええってことやな?」

「まぁ…はい。」

その答えを聞いて、難しい顔をする忍足。え?私何かした?
そして、口を開く。何を言うのだろう…

「へぇ…まぁ、年齢が違っても同じ学年やけん、敬語とか気にせんとき」

…意外と優しい言葉だった。

「え…いいんですか?」

「自分、気にしすぎや。俺がいいって言うとるんやから、大人しく従っとき」

はい、すみません。心の中じゃ既に呼び捨てでした。礼言っとこう…

「…うん。忍足、ありがとう」

「そんでな、話しかけた理由なんやけどな」

「うん?」

「ちょっと、このメール見てみ」

忍足が渡してきた携帯を見る



「え…ってことは…?」

「テニス部に強制連…」

と忍足と言ってると、背後からぴょんぴょん飛びながらチビが来た。跡部とこのチビ誰だよ。

「ゆーし!部活行こーぜ!…ってその女だれ」

「おー、岳人か。この子は美春や」

勝手に紹介すんなや!とは言えない

「えっと…よろしくお願いします?」

「…よろしくなんてしねー」

「は!?岳人、何言うとるんや」

「だって、アレだろ。こいつもあのー…ニート!」

「「は…?」」

「違うっけ?」

「岳人、なにが言いたいんや」

本当だよ

「ほら、いつもテニスコートの所で騒いでる…」

「…それ言うんやったら、ミーハーな」

ミーハーとニート間違えるとか…

「そうそう!それなんだろ?」

「ちゃうわ、跡部からテニス部に連れてこいって言われとる子や」

「跡部が…?」

てか、跡部って真面目に誰…
てか、私空気だな

「せや、あ、美春悪いな。こいつは向日岳人や。悪い奴やないさかい、仲良くしてやって」

やっと思い出したか…

「くそくそ!侑士何勝手に紹介してんだよ!」

同じく

「別にええやろ」

「よくねーよ!!」

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(ここからが本当のスタート)

(跡部が呼んだ理由は?)

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