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あれから、忍足を(強制的に)黙らせて、私は夢の中に落ちていった。
んで、目が覚めて一番最初に目に入ったのは…

「あり?四天宝寺の皆様じゃありまへんか。」

そう、四天宝寺の皆だった。

「あら、美春ちゃん起きたのね」

「氷帝の皆は…?」

「あぁ、今、荷物を置きに行ったばっかや」

「ふーん…ここは?」

「広間…みたいやな。」

広間…かぁ…

「おどれら離せー!」

「駄目や!」

「いーやーやー!マイエンジェルの小春と美春んとこ行くんやー!」

あ、ユウ君が誰かの物真似して駄々こねてる。誰の真似やねん。

「金ちゃんの真似したって駄目っちゅー話や!跡部に起こられてまうやん!」

…跡部?
その言葉に反応して声のする方を見ると、けーやがユウ君を押さえつけていた。

「…何しとるん?」

あ、声低くなっちゃった。

「お、美春起きたんか!謙也をどうにかしてくれ!」

「…けーや、ユウ君を離さんかい!」

「すみませぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

「…謙也さんダサいっすわ。」

よっしゃ!ユウ君の救出に成功!

「相変わらず美春ちゃんは凄いわね〜」

「まぁね〜」

「小春ぅ〜!美春〜!」

そんな声が聞こえてきたから、チラリとこはちゃんを見る。すると、やるでぇ…的な目をしてた。え、やるの?しょうがないなぁ…

「「うるさいわ一氏!!」」

あ、ユウ君死んだ。

「相変わらず先輩たちアレっすね…。」

「もう、光ったら!可愛いなんて恥ずかしいやない♪」

「そんなこと言ってないっすわ。」

「財前ー!小春に手出すなや!」

相変わらず騒がしいなぁ…

「小春さんには手ぇ出さへんっすわ。出すなら、神崎に手出します。」

…はぁ!?何で私?

「「「ダメや!!」」」

っ…ユウ君だけならまだしも…蔵石とけーやまで…
るさいなぁ…

「なんで謙也さんと部長まで反応するんすか…」

あ、それ思った。

「そ、それはやなぁ…」

「財前、何言うとるんや。美春は皆のもんやから、てを出したらアカンの当たり前やないか。」

え…ちょっと待て。私は誰のモノでもないし、その前にものじゃない…

「あぁ…そうやったっすね。」

「やろ?」

ぜんざい!認めんな!!
蔵石もやろ?じゃない!


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