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ん…?なんか五月蝿いなぁ…

「ふんっ…まぁ、そこら辺の女よりはマシだな。」

「お前な…」

「寝てる美春かわEー!」

「ほら、静かにせんと美春が起きるで?」

「そうですよ。」

「…ウス」

いや、もう遅いんだけど……はぁ…

「…うるさい…そして、忍足耳元で話すな」

この、無駄なエロボが…

「おぉ…起きたんやな」

「あ、美春ちゃん起こしちゃった?ごめんね?」

いやいや、鳳くんはなにも悪くないよ

「てか、何で皆揃ってるの…」

「あーん?昼休みに集まったらいないって決まりでもあんのか?」

「…昼休み…?」

「そうだぜっ!一緒に飯食うぞ!」

「いいけど…弁当取りに行かなきゃ…」

「お前の弁当はこれだろ。」

宍戸から弁当を渡される。あれ?なんで宍戸が?

「忍足に頼まれたんだよ。」

「そっか、宍戸ありがと!」

笑ってお礼を言うと宍戸は赤くなった。何でだ?

「さ、飯食うで。」

「うん、それはいいんだけどさ…」

「今度はどうした?」

「忍足、手を放せ。動けない。」

「忍足ずるいCー。俺も美春をギューってしたいC。」

「そうじゃないでしょ!」

「そうだよ!それを思ってるのはジローだけじゃねーし!くそくそっ」

「いや、それでもないから!」

「…神崎、こいつらにつっこむときりないぞ」

「そんなことあらへんで?なぁ、ジロー?」

「ウスだCー」

あぁ…今、初めて宍戸が哀れに思えてきた…

「…宍戸、君は違うよね?」

「同じだったらさっきみたいなこと言わねぇぜ…」

「だよねぇ…よし、忍足放そうか。これ以上抱きついたままなら、嫌いになるよ?」

「…それは勘弁や」

やっと解放された…!
今のうちにっと…

「宍戸、鳳くん。2人の間いい?」

「俺は、構わないよ。宍戸さんは?」

「俺もべつにいいぜ。」

「ありがと!」

一番安全と思わしき席GET!

「A〜。俺も美春の隣が良かったC。」

「ジローは、今度隣で食べようね。」

「俺も今度隣で食べたい!」

「いいよ〜」

ジローと向日はガキだなぁ…

「ええなぁ…俺も美春の隣で食いたいわ。」

「あーん?俺様を差し置いて何言ってるんだよ。」

「…アンタらの隣は嫌だね。」

何されるか分かったもんじゃない。

「なんか、ものごっつ傷付いたわ。」

「今回ばかりは忍足と同意見だな…」

「勝手に傷付いとけ。」

早く弁当食べないと。ということで、弁当を食べ始める。

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