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「ふぁぁ…眠いなぁ…」
4月の全国的に中学生が次の学年と上がる日。私は、氷帝学園中等部の制服を来て、中学生らしからぬ色気を放った人がハンカチを落としたのを見た。テニスバックに忍足と書いてある。にんそく?しのびあし?まぁ、いいや。
まだ、時間が早いから、彼の周りには私しか居ない。
こうなりゃ、私が教えるしかないのか。
「あの…」
よし、よくやった私!
「ん?なんや?」
色気ハンパない人は振り返って軽く目を見開いた。え、そんなに私って変な顔?
あ、その前に…
「ハンカチ落としましたよ?」
「…あぁ、ありがとな」
目を見開いたにんそく?さんは、今度は、目を細めて礼を言った。
その時、私はにんそくさんがテニスバックを持ってることを思いだし、聞いてみる。
「あと…いくつか質問をしてもいいですか?」
「勿論!嬢ちゃんやったらどんな質問でも答えたるわ」
うん?なんか、おかしな言葉が聞こえたような…
「…まぁ、いいや…テニスやるんですか?」
「まぁ、千の技を持つ…」
とにんそくさんが言ってると、トラックが近くを通り、にんそくさんの言葉が途切れ途切れに聞こえてきた。
「…ん…いって呼ばれとるぐらい強いんやで?」
○ん○いって何だよオイ。
「そうなんですか!」
まぁ、適当にのっとく
それから、いくつかの質問を受け答えをすると、にんそくさんが時間を確認した。
「お…もうこんな時間なんか…すまん、今から朝練あるから、先行かせてもらうわ」
「あ、はい」
引き止めて悪かったな。と思い、謝罪しようかと思った時にんそくさんが口を開いた
「あと――」
「?」
何だろう?
「嬢ちゃんの足、綺麗やで」
そう言ってにんそくさんは、急いで行った。
「…もしかして、○ん○いって変態…?」
今日は、変態さんと会いましたBy主人公(これがはじめまして)
(次はいつ?)
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[mokuji]
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