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話し合いも終わったところで、蔵石に話しかけられた。

「合宿終わった後のゴールデンウィーク暇か?」

ゴールデンウィークかぁ…今年は、予定入ってなかったはず…

「おん、暇やでー」

「なら、久しぶりに大阪来んか?」

「あー…それ良いね。」

誰か誘って行こうかなぁ…

「なら、決定な!今日中に美春のお母さんに話しとけよ!」

「まぁ、無理だったらメールするわ。」

「おん!」

うっわー…すっごく嬉しそう…。てか、嬉しそうな理由が謎なんだけど…。

「ねぇ、そこの2人」

声をかけられ、そっちを向くと、少し不思議そうな3人がいた。
……あ、いや訂正。黒いオーラが漏れてるのが1人と少し不思議そうな2人。

「2人は付き合ってるの?」

佐伯さんに尋ねられる。
え…私が蔵石と付き合う…?

「せ「絶対にないね」

蔵石が何か言いかけてたけど、無視無視。

「こんなエススタ男の彼女なんて死ぬわ。」

「あぁ、そうか。嬉しすぎて死ねるぐらい俺のこと好きなんやな。」

「は?何言ってんの?あんたを好きになるなら、けーやと結婚できるわ

あ、蔵石気絶した。

「クスッ…言うねー」

「少々言いすぎな気もするが…」

「それぐらいが丁度良いんじゃない?」

…見てる3人は、蔵石の心配をしない。あんたらも酷いよな。

「じゃあ、そろそろ帰りますか?」

「そうだなー」

「帰ろっか。手塚も帰りたいでしょ?」

「あぁ…」

そして、4人で部屋を出ていく。あれ…なんか忘れてる気がする…?
ま、いっか!
どうやら、帰りは4人で同じヘリに乗るようで、4人で話しながら帰った。
幸村さんが降りて、私の通う氷帝学園に着いた。
長いような気もしたが、一時間弱したたってないことに驚いた。

「今日は、ありがとうございました。では、また。」

そう言って、屋上から下りる階段に向かう。屋上のドアを閉めると同時にため息をついて、これからどうするか考える。
うーん…このまま帰ったらだめだと思うんだよね。アホ部に報告しなきゃだし…。あ、時間的にまだテニスコートにいるかな。
テニスコートに向かってみる。
あ、アホ部居た。

「アホ部ー!話し合い終わったよー!」

そう言いながらコートの方に行く。

「ほう…アホ部とは俺様のことか?」

それ以外誰が居るんだよ。この何様俺様アホ部…じゃない跡部様が

「そうだけど?」

「中々愉快なあだ名だな。気に入った。」

そりゃ、良かったね。頭の中身が愉快なアホ部くん

「で、話し合い終わったんだけど、私はどうすれば良いの?」

「…話し合いで決まった内容を書いた紙を置いて帰って良い。」

あれま、なんと優しい。
お言葉に甘えて帰るか。

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