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「お待ちしておりました。」
「あ…はい。」
「中で手塚様がお待ちです。お乗りください」
「はぁ…」
と言って乗り込む。
てか、手塚って誰やねん!
「氷帝は跡部じゃないのか…どうも。」
「どうも…」
…あれ?合同合宿参加校の
監督かな?
ま、私たちはさっきの挨拶を最後に話し合いを行う場所に運ばれた。
アホ部って金持ちなんだな…。
「…着いたようだな」
手塚さんのそんな呟きにはっとすると、ヘリが着陸していた。そして、ヘリを降りる
「どうぞ。こちらです。」
そんな声に誘導されて、どこかの部屋に向かう。
「この部屋でございます。」
あ、着いた…ってドアでかっ。幅何mだ…
「ありがとうございます。」
あ、そうだ。お礼お礼…
「ありがとうございますっ。」
「いえ…では、私はここで失礼します。」
案内してくれた人が去っていく。
「ふむ…では、入るか。」
「あ、はい」
「油断せずに行こう。」
いや、この状況に油断もくそもあるかよ。
そして、手塚さんに促されるままに入った先には、広い部屋に2人の少年が入っていた。
今日は、氷帝の女とあったぞBy手塚[ 34/53 ][*prev] [next#]
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