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「…い、……ろ。お…き……。おい!美春、起きろ!」

耳元で若干エロボイスが響いて起きる。あ…れ?

「はぁ…お前もよく寝るな。」

不法侵入?

アホか。ここは、学校の生徒会室だ。

アホ部にアホって言われた…!
あぁ…なんで生徒会室で寝てたんだろ。逃げればよかった。

「あー…てか、今、何時?」

「15時56分だ。」

「うっそだー。いくら跡部でも言ったらいけない嘘も…」

チラリと時計に目を向ける。土下座確定。

「…すみませんでした。今すぐ着替えます。」

「その必要はない。」

「へ?」

自分の格好に目を這わすと…
黒の短パンに黒に星や月の柄の入ったハイソックス。白にドクロが描かれてるロンTに黒のジャケット。
要するに

「着替えてる…」

「感謝しろよ?この俺様が着替えさせてやったんだからな」

「なっ…」

嘘…このアホ部に…見られた…?

「いいから、早く屋上に行け。」

「……」

さっきの言葉がショックで無言で屋上に向かう。
その途中には部活に向かう生徒が沢山居て、私服の私に視線が集まる。

「…はぁ…」

早く屋上に向かうか…
てか、何で屋上…?
そして、屋上についた私を待ち構えてたのは…

ヘリコプター!?

そう、ヘリコプターでした。

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