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「で、何か言いたいこと有ったんじゃないの?」

「あぁ…そうだったな…」

はぁ…

「俺を見たとき、外国語で何か言ってたよな?」

「あぁ…perche?」

「そう、それ何語なんだ?」

「イタリア語だよ〜」

「ほぉ…お前は、イタリア語が出来るんだな。」

「まぁ、独学だけど一応…ね。」

「他話せる言語はあるのか?」

「えーっと、英語とドイツ語…フランス語も少し。」

「そんなに話せるのか…」

「まぁ、飛び級して暇だったから」

「…テストが近くなったら、覚悟が必要だな。」

「なんで?」

「…時が来れば分かる。」

うわ…果てしなく悪い予感しかしないんだけど…
そこから、盛り上がるってほどじゃないけど会話が途切れる事はなかった。

「おーい!お嬢ちゃんやないか!」

…この人が来るまでは。

「なんや、日吉も居ったんか。お前も手早いな」

「…忍足さんじゃないんですから…」

うん、あれだ…。コイツ、騒がしいな

「お嬢ちゃん、失礼なこと考えたらあかんで。」

「…若、今声出てた?」

「いや…」

読心術か…!?

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