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ピンポーン
私が学校に行く準備をしてると、そんな音が聞こえてきた。

「はいはーい」

あ、お母さんが出た。なら、いいや…。どうせ長話なんだろ「キャーッ」うな…って、叫び声!?
あわてて玄関に行くと、若が居た。

「…perche?」

あ、違う違う…

「なんで?」

「…母さんに向かえに行けって言われたからだ。」

…若ママ…

「…早くしろ。」

「そうよ!!こんなカッコいい子を待たせたらダメよ!」

…お母さんまで…

「はーい…」

部屋に行って、学校指定のカバンとテニスバックを持って玄関に急いだ。

「いってきまーす」

「いってらっしゃーい!」

…玄関を閉める瞬間お母さんがウィンクしたのは気のせいとしておこう。
初めての若との登校は…

「…」

「…」

うん、ひたすら無言だね。話すことなんかあるかなぁ…

「…なぁ…」

「ふぇい!」

いきなり話しかけられて奇声?が出る。あれ、デジャブ…

「くくっ…」

「笑うな!」

全く…失礼なやつ…。

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