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「まさか…お隣さん…?」

「ってことは…」

「うん、そこ私の家。」

「…部屋は?」

「え?」

「だから、部屋の位置」

「二階のあの部屋だけど…」

と、部屋を指差す。

「…部屋まで隣かよ…」

「は…?」

「俺の部屋あそこ」

日吉が指差したのは、私の部屋とベランダ越しに隣の部屋。
どんだけ奇跡だよ!

「あー…うん…あはは…」

下手に風呂上がりバスタオルだけでベランダに出れないじゃん!

「お前…アホなこと考えてないか?」

「アホなことじゃないよ!ただ、風呂上がりにバスタオルだけでベランダに出れないなぁーって思っただけだよ!」

あ…

「ほら、アホなことだろ」

「…はい」

「まぁ、いい…で、何か用か?」

「あ、回覧板でーす」

「…どうも」

まぁ、そんな感じで日吉と話してたら、日吉の家の玄関が開いた。

「若、誰と話してる…」

「母さん…」

へぇ…あれが日吉ママか…

「あらまぁ…可愛い女の子!若の彼女?」

「ち、違いますよ!」

「そ、そうだ!母さん、何言ってんだ!」

「うふふ…冗談よ。お隣の美春ちゃんでしょ?」

知ってたのかよ!

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