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「へぇ…」
「それが本当のおm「ごめん、自分でも分からないや」」
「え!?何だよそれ!?」
てかさぁ…
「初めて会った時からおかしいと思ってたってあり得ないだろ。」
「そんなことないだろ」
いやいや、そんなん分かったら人間じゃねーよ
「…俺は人間だからな」
「ぅえ!?声出てた?」
「顔に出てたぜ?」
「最悪…」
「ふっ…激ダサだな」
「うっさい!」
まぁ、あれだね。宍戸はよく人を見てるみたいだ。
転入してきたばかりで、さらに回りが一つ上ばっかり。ありのままの自分でいるとか無理でしょ。
そんなことを思ったら、いきなり宍戸が口ごもった。
「まぁ…あれだ。」
「なに?」
「辛かったら、いつでも俺のところに来て良いからな。」
「…うん」
優しい…な
「一回700円で相談にのってやるから」
前言撤回。ぼすっっと微妙な音をたてながら宍戸の胸を殴る。
「有料かよ!!」
すると、宍戸は、笑いながら「冗談だよ」と言ってくる。
「…あr(キーンコーンカーンコーン)」
チャイムのバカ野郎…
「お、もうこんな時か。今、何か言いかけてたよな?」
「いや…別にいいよ」
今は…ね
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