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はぁ…
結局、あのあと教室に戻って、そのまま授業を受けた。隣の席の忍足が朝、先にに戻ったことについて話しかけてきたが半分以上流し聞きしていた。
そして、どうしても調子が乗らなくて今はサボっている。

バンッ

「…あ」

適当に階段を上がると屋上に出た。そして、開けたドアに誰かがぶつかった。

「…いって…」

「ごめんなさいっ…あ…」

あわてて頭を下げて、相手を見ると、そこには宍戸がいた。

「…何、授業サボってんの。」

「それは、こっちのセリフだ。」

さっき(ドア)の事もあって、かなーり気まずいんですが…
何か話すことないかなー…

「…大丈夫なのか?」

「ぽへっ?」

って…のぉぉぉぉぉぉぉぉ!
気を抜いてたせいで変な声が出たじゃないか…!

「ぷっ…なんだよその声っ…」

「笑いこらえながら言うなよ」

「そんなこと言われたってっ…くっ…ははははっ」

「和ー羅ー卯ー娜ー」

「ちょ…和羅卯娜って何だよ…くくっ」

「まだ笑うか!和羅卯娜は和羅卯娜だし。笑うなだし。」

「何が違うんだよ。」

「気分の違いだよ!」

そんなのも分からないのか!
そう言うと、今度は爽やかに笑った。

「…何?」

「いや?これが本当のお前なのかと思ってな。」

「本当の私?」

そう言って宍戸を見ると、説明をしてくれた。

「初めて会った時から、お前の態度は所々違和感があったからな。」


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