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あれから、宍戸のフォームのアドバイスをしてたんだけど…

『きゃー!!跡部様ー!』

『忍足くーん!!こっちむいてぇー!!』

…うるさいなぁ…

「おい…」

後ろから声をかけられる。
五月蝿くてイライラしてるのに誰だよ。
イライラしながら振り返ると、日吉がいた。

「ひよこ…」

「…」

「いひゃ…ひよひく…いひゃいれす…」

「その前に言うことはないのか?」

「すみまひぇん…」

「それで良い」

あぁ、もう…ふざけて言っただけなのにほっぺた摘まなくても…

『日吉くぅーん!!そんなこと私にしてー!』

『そんなのに構わずこっち向いてよー!』

イラ…
あぁ…またイライラしてきた…

「…もうすぐ朝練も終わる。先に教室に戻ってろ」

「え…いいの?」

「跡部さんには俺から言っとく。」

日吉って意外と良い人…

「若、ありがとう…!」

やっぱり、日吉って呼ばないとダメみたい。怒って真っ赤になっちゃった。

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(あぁ、何だか恥ずかしい)

(この気持ちは何なんだ?)

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