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「ねぇー」

爽やかな笑顔の忍足にびびっていると、今度は芥川が話しかけてきた。

「芥川、なに?」

「それ」

「え?」

それって何だし

「芥川って止めてほC。ジローって呼んでよー」

え、そんな事っすか?

「ジ「朝練始めるぞ」」

クソ跡部!邪魔しやがって…

「Aー…」

「ジロー、朝練は大切やで」

「わかったC」

「わ、私は…」

どうしよう?

「今日の所は…「まぁ、皆の動きを見てアドバイスするよ」…あぁ」

「じゃあ、それぞれのコートに行け。」

…宍戸はどこかな
宍戸を探すために辺りを見回す。
……いた!

「しっしどくーん」

「…なんだよ」

あれま、不機嫌だ。

「あのさ」

「…おう」

「ラケット構えてみて」

「…は?」

うわ。こいつ、何言ってるんだ。的な目で見られた…

「良いから、早く!」

「こうか?」

「そう!」

そして、私は宍戸の腕に触った。そしたら、

「うわっ…」

って言われて離れられた。酷いな…って顔が赤い?

「な、ななな何すんだよ!」

「…フォーム…」

「え…?」

「もっと早く移動できるように、フォームのアドバイスしようとしてたの。」

そういうと、宍戸は気まずそうな顔をして「すまない」って言ってきた。

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