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「おい」

後ろを振り向くと跡部と忍足、宍戸、向日、日吉が居たんだけど…なんか不機嫌?忍足は、無表情だし…

「さっきの電話の相手誰なんだよー!」

「さっき言った大阪の友達だけど?」

「なら、その…」

宍戸が何か言おうとして真っ赤になって黙る。髪の毛長いから女に見えてきたんだけど…微妙に可愛い。

「大好きとか言ってた相手とは付き合ってるのか?」

おー、宍戸の代わりに日吉が言ったみたいだね。あれか、宍戸はヘタレか。質問に対しては決まってる

「付き合ってるわけないじゃん」

言っとくが、キミ達と違って年齢=彼氏いない歴だぞ。
と、こんな感じで5人で会話してると、黙ってた忍足が口を開く。そして、言った言葉に驚いた。

「なぁ、けーやってもしかして謙也か?」

何故、知ってる…!?

「…そうだったら?」

そう忍足にいったら、忍足が携帯を取り出してどこかにかけていた。

「あぁ、俺や。侑士や…何の用かって?せやなぁ……―――スローライフスローライフスローライフスローライフスローライフスローライフ」

あ、なんか断末魔が…

「これでええや」

爽やかな笑顔で携帯を閉じる忍足さん。怖いです。

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