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電話の向こうでユウ君に代わる気配がするのを感じて息を吸う

『美春ーーーー!!!』

「ユウくーーーーん!」

あ、声大きすぎた。先ほどの5人に睨まれた。
…そうだ!これを利用してみよ(笑)
確か、あいつらの下の名前は…

「景吾、亮、侑士、若、岳人そんなに睨まないでよ。後で相手してあげるから」

「「「「「!!?」」」」」

そう言うと、電話の向こうからまた「う、浮気かーっ!死なすど!」と聞こえてくる。
やばいニヤニヤが止まらない…(笑)

「ユウ君、大丈夫や(笑)
付き合ってないのに浮気も何もないからな(笑)」

『将来、俺らは付き合うんや!それやったら十分浮気や!』

「はいはい、ユウ君も大好きやからな」

『俺は愛しとるでぇー!』

「なら、私も愛しとるよ」

それから、しばらくユウ君と話していると、ユウ君の後ろと思わしき所から、けーやの声が聞こえてきた。

『ちょ、何でユウジが使っとるんや』

『あーっ謙也何するんや!』

「あーあ…」

『お前もなんで普通にユウジと話しとるんや!』

「けーやのくせに…スローライフ」

『おわぁぁぁっ』

「スローライフスローライフスローライフ」

『やめぇぇぇぇ!』

ブチッ
ユウ君との電話の邪魔をしてきたけーやを撃退してブチ切りをする
けーや最低ー。とか考えてたら、後ろから声がかけられた

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