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電話の向こうでユウ君に代わる気配がするのを感じて息を吸う
『美春ーーーー!!!』
「ユウくーーーーん!」
あ、声大きすぎた。先ほどの5人に睨まれた。
…そうだ!これを利用してみよ(笑)
確か、あいつらの下の名前は…
「景吾、亮、侑士、若、岳人そんなに睨まないでよ。後で相手してあげるから」
「「「「「!!?」」」」」
そう言うと、電話の向こうからまた「う、浮気かーっ!死なすど!」と聞こえてくる。
やばいニヤニヤが止まらない…(笑)
「ユウ君、大丈夫や(笑)
付き合ってないのに浮気も何もないからな(笑)」
『将来、俺らは付き合うんや!それやったら十分浮気や!』
「はいはい、ユウ君も大好きやからな」
『俺は愛しとるでぇー!』
「なら、私も愛しとるよ」
それから、しばらくユウ君と話していると、ユウ君の後ろと思わしき所から、けーやの声が聞こえてきた。
『ちょ、何でユウジが使っとるんや』
『あーっ謙也何するんや!』
「あーあ…」
『お前もなんで普通にユウジと話しとるんや!』
「けーやのくせに…スローライフ」
『おわぁぁぁっ』
「スローライフスローライフスローライフ」
『やめぇぇぇぇ!』
ブチッ
ユウ君との電話の邪魔をしてきたけーやを撃退してブチ切りをする
けーや最低ー。とか考えてたら、後ろから声がかけられた
あいつが浮気してないか心配や…Byユウ君[ 15/53 ][*prev] [next#]
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