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結局、皆に忍足にした説明と同じ説明をした

「じゃあ、ため口でいいよな」

日吉とやらがそう聞いてくる。

「勿論。あ、鳳くんと樺地くんもため口で良いよ」

「うん、わかったよ」

「…ウス」

まぁ、同い年の3人とは仲良くなれそうで良かった。

「なぁ!」

「ん?」

「俺たち三年にはため口でいいからな!」

「ふっ…わかってるよ」

向日なんかに言われなくてもため口だったし。これからは跡部にも逆らってやる…!

「あ、そうそう。跡部、美春は外国でどんな風に有名やったんや?」

忍足が跡部に聞いていた。
思わず、私も話に入る

「あ、私も気になってた!」

「そうだな…色々あるが、俺様が一番初めに聞いたのは、『東洋の姫』だったな。」

…は?

「気持ち悪」

それが私の第一印象だ。
え、姫?そんなキャラじゃないし。しかも、何?東洋?そんなの東洋人が可哀想じゃん

「は?何、言うとんねん。むっちゃええやんか」

「は?忍足こそ何言うとんねん。アホやないんか?」

「アホやないで。なんや、関西弁以外と出来るんやな。」

「まぁ、色々あってな」

「色々ってなんや」

「色々は色々や」

よし、このまま跡部の存在を無視で…!

「アーン?色々とは気になるな」

…無理だった

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