自己紹介が決まると、指をパチンっと鳴らした。よくあんなに響くな
すると、テニス部の十数人が集まってきた。

「まずは、俺様からだ」

跡部らしき人がそう告げる

「跡部景吾、三年。テニススタイルは、オールラウンダー。テニス部部長と生徒会長をしている。」

やっぱりか。

「ちなみに、何様俺様跡部様や」

忍足が口を挟む。すると、すぐに跡部からの睨みと

「忍足、グラウンド3週」

という言葉が忍足に言い放たれた。ドンマイw

「次、樺地」

「ウス…樺地崇弘…二年です。…プレイスタイルは…ありま、せん」

「次、ジロー」

「芥川滋郎!プレイスタイルは、サーブ&ボレーヤーで、丸井くんまじ神!」

丸井くん…?誰だよそれ

「次は…」

「はいはい!言いたい!」

五月蝿いなぁ…

「じゃあ、向日いけ」

「向日岳人、三年!9月12日生まれのB型、好きな食べ物は唐揚げと納豆。趣味は、バンジージャンプ。好きなタイプは、ノリの良い子。プレイスタイルは、ジローと同じサーブ&ボレーヤー!」

ちょっと待て。今までは、名前と学年、テニススタイルだけだったのに、向日が余計なことまで入れ始めた。え、覚えなきゃダメ?

「あー、向日ずるいC。俺もいうC!5月5日生まれのAB型で、好きな食べ物は羊とムースポッキーで、趣味は漫画を読むことと寝ることだC。好きなタイプは、明るくて楽しいこ!」

そのせいで、芥川まで真似を始めた。それも覚えるのか…

「こら、ジロー真似するな。次は鳳」

次は、大人しそうだから大丈夫だr…

「はい!鳳長太郎、二年です。テニススタイルは、サーブ&ボレーヤー。好きな食べ物は、ビーフカッセロールと本物のししゃも。趣味は、ピアノとヴァイオリンで、好きなタイプは、特にないんですが浮気しなければさらに良いです。」

期待を裏切ったな…!
本物のししゃもって何だ!

「おい、鳳お前m「背、大きいね!」…」

勿論、それに跡部が黙ってる訳もない。だけど、私が注意しようとした跡部を遮る。そして、拗ねた跡部は、樺地に励まされている。

「まぁ…」

「いいなぁ…」

「美春先輩もその内伸びますよ」

私は、鳳のその言葉が少し嬉しくて、笑って答える。

「そっかぁ!」

そしたら、皆が真っ赤になっちゃった。

「あれ?皆、熱?」

「ち、違うから大丈夫だ。…コホンっ、仕切り直して再開だ」

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