一応、付き合ってる設定です
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「はぁ…」
その日の部活が終わり、俺はため息をつく。
今日は、先輩たちの最後の部活の日。明日から下剋上する側ではなく、される側になってしまう。
そして、先輩たち…というか、跡部さんに会えなくなってしまう。
俺からしたら、後者の方が大問題だ。
とか、考えていたら後ろから抱き締められた。
この匂い…
「…跡部さん?」
「さすが日吉だな」
やっぱり…
「どうしたんですか?」
「甘えたくなってな…」
くそ…いきなりそれは卑怯だ…っ
「しょうがないですね」
照れを誤魔化すように跡部さんにキスをする。
「ん…」
ヤバイな…止められそうにない。
そう思って、人気の無い方に移動する。人が居ないのを確認すると、角度を変えながら何度もキスをする。
「…ひ…日吉…一旦…止めや…がれ…」
「しょうがないですね…」
もっとしたかったのに…
「今日、俺の家に来ないか?」
「…いいんですか?」
キスより先も期待しても
そう言うと、跡部さんは、当たり前だ。とキッパリと言う。
「ありがとうございます。」
「別に…お前が最近それを望んでるように見えたからな」
ハハ…本当にこの人は
「最高の恋人ですね」
俺がこう言った後、跡部さんが少し赤面してたのは黙っとこうかな
end
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