もしも優一さんの足が完治して一緒に住んでいたら(+5年後くらいの話)
「名前」
いきなり顔を思いっきり近づけられて、目線が同じ高さになった。
「一緒にお風呂入ってもいい?」
頬にちゅ、っと軽く口付けられる。その間も優一くんは私の目をずっと見てくるから、少し恥ずかしくて逸らしてしまう。
「二人で入るのは、嫌?」
「そんなことはないけど…」
「じゃあいいよな」
恥ずかしいと私が言う前に優一くんは、ひょい、と私を抱き上げてそのまま脱衣所まで歩きだした。落ちないように優一くんの服を掴んで、少しだけ顔を上げて彼を見ると、微笑みながらまた顔を近づけてくる。
「オレが服脱がせてやろうか?」
「じ、自分で…できるよ!」
「そうか。オレは先に入っているから、名前も早く来いよ」
浴室の扉を開いて、温かい湯気が充満する室内に流れてくる。それを眺めながら、大きめのタオルを体に巻きつけ、私も浴槽に入った。じい、っとこっちを見てくる視線が気になったけど、今はそれを無視してシャワーを浴びる。
「早く、こっち」
「二人で入ったら狭いよ?」
そう言って、ボディソープを泡立てて先に体を洗いだす。こんなに明るい場所で裸を見られたことがなくて凄く恥ずかしいから、若干、彼に見られないように背を向ける。するとばしゃん、と湯の跳ねる音が聞こえて、思わずそっちに振り向くと、後ろには満面の笑みを浮かべた優一くんが私と密着して座ってきた。
「…っん」
「オレが名前の体を洗ってあげる」
両脇の下から、すっと手が伸びてきて、ボディソープを塗りたくった肌に手を滑らせてくる。お腹を撫で、太ももを撫でられ、そして空いたもう片方の手で胸を撫でる。
「んんっ、ゆぅいちく…っ!」
「名前の肌、凄くきれいだな」
「んぁあっ!」
太ももの付け根を厭らしく撫でられ、声を上げてしまった。浴室だからいつもよりも響いて、徐々に顔が赤くなるのがわかってしまう。
「ちょっと触っただけなのに感じた?」
「ん…っ!ぁ、やぅ」
くちゅり、と音がして秘部に指を入れ込まれる。下腹部に熱が集まってきて、どんなに声を抑え込もうとしても、隙間から漏れてしまう。
「は、はぁ、ん…っ、ぁ」
「凄いな、どんどん指を咥えこんでいく」
「んぅっ、や、ぁっ!やらぁっ」
中に入った指がバラバラのタイミングで動かされて、何も考えられなくなってしまう。もうすぐ、というところで、ぬぶぶっ、と指を抜かれて今度は優一くんのソレを秘部にへと擦りつけられた。熱くて、硬い彼のが私の太ももの間をぬる、ぬるといったり、きたり。
「泡のおかげか、滑りが良いな」
「は、はぁ…、ぁ、あんっ」
「このまま入っちゃいそうだ」
ずぶぶ、ずちゅっ
優一くんのがこじ開けるように侵入してきた。
「ひゃぁあ!…はぁっ…んふっ」
何度か緩々と中を擦ると勢いをつけて腰を打ちつけた。パンッ、と打ち付けられた肌が音を立てる。
「っふ、ぁ、あっ、ん、んぁあっ」
「っ、締め付け、すぎだ」
首筋にぢゅう、っと吸いつかれながら、激しい律動が続けられる。
「んんッ!やぅ、も、むりぃっ」
二人息遣いと、接合部から奏でられる卑猥な音。ぐじゅぐじゅ、と激しく掻き混ぜられて徐々に思考に靄がかかっていく。ここが浴室だとわかっていながらも、ひっきりなしに高い嬌声を上げてしまう。
「ひぁ、あっ、は、ぁぁあうっ」
中に広がる、どろりとした欲望。優一くんが引き抜くと、それは太ももを伝って流れ落ちてきた。でも彼はまた抜いたソレを一気に奥まで打ちつけた。
「んんんっ?!は、ぁ、ん、んっ、ぁっ」
優一くんのを咥えこんだまま移動させられて、湯船に入る。
「名前…すき、すきだっ」
「はぁっ、はぁ…ゆーいちくん、私も、すき」
揺さぶられる度に、お湯が溢れる。湯船の壁に押し付けられて両足を掴まれると、更に激しく下から突き上げてきた。
「ひゃぁああっあっ、や、やぁああっ」
「名前、名前っ…」
ぎゅう、っと彼の背中に手を回す。
「名前、オレの傍にいてくれてありがとう」
「え…?ん、んぁぁああっ」
ぐ、っと奥まで差しこまれて、最後の一滴まで全て中で吐き出される。
「はぁ、…ん、名前」
「んぅ、んっ…はぁ、はぁ」
「これからも、すっと、いっしょだ」
ちゅ、っと唇を啄ばまれて、唇を重ねる。幸せに浸りながら、私はゆっくりと目を閉じた。
(入院しているときから傍にいてくれて本当にありがとう)
(凄く、感謝しているんだ)
―――――
ゲームでクリア後に優一さんに会いに行くと、車椅子から身を乗り出すようにしてこっちを覗き込んでくる彼が本当に可愛すぎる
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