月がきれいな日のことだった。オレは練習で疲れた体を癒すために早く寝ようと思っていたのに。布団に入って数十分で何故か寝苦しさを感じる。あったかくて、まるで誰かにのしかかられているような重量を感じたオレはうっすらと目を開けた。
「あ、おはよう典人」
「……は?お前何してんだよ」
「何って、夜這い?」
ついに頭がおかしくなったのかよ。オレに跨って頬に擦り寄せてくるのは名前だった。いや、まて。これは夢だろ。いつもチームを支えてくれるマネージャーのコイツがこんなことするはずがないだろ。そう思ってもう一度目を瞑って眠りに入ろうとしたら、大胆にも上にいる名前はオレの服を脱がしにかかってきた。
「…っちょ!おまえ!やめろよっ」
「典人の肌ってすべすべだね」
「なにして……、んぁ」
「意外と大きいんだ」
「んは、やっそこ、触んなっ」
名前の手が下着越しにオレのモノに触れた。しかも左手は胸を弄ってる。感じたくねぇのに自然と息が乱れてきた。もう、どうとでもなれ。オレの理性はそろそろ限界だった。
「名前」
「?…えっ、んむ……ぅんっ」
「……はぁ、」
一旦名前の動きを制して、オレの方に向かせて強引にキスをした。静かな部屋に響く唾液の交わる音とお互いの吐息。名前の方を見ると驚いたような顔をしていた。ふん、オレのことを甘く見るなよな。
「あの、典人…」
「もう痴女っぽいのは終わりかよ?」
「ぁその…私のも、触って?」
ぎゅうっと抱きつかれて名前の温もりを直に感じる。しかも結構大きい胸も当たってて、我慢も限界だ。オレは体制を逆転させ名前の上に乗りかかって、もう一度キスした。
「もう濡れてる」
「あっ…!ふぁ……、ん…ひゃっ!」
「すげぇ感じてんじゃん」
「んあっ…、典人っ、すきだよ」
「…っ名前!」
オレは下着の上から秘部を撫でていた指を一気に二本ナカに侵入させた。グチャって厭らしい音がする。ほんとずるいだろ。不規則に動かせば嬉しそうに声を上げる。空いている右手で名前の胸を揉みしだいた。やわらけぇ。癖になりそうだと考えながら、もうそろそろかと名前の頭をなでる。
「いいか?」
「ん、きてっ」
「オレも名前のこと好きだ」
「あっ!ひあぁあんんっ」
「んはっ、きっつ…」
「典人の、おおきすぎてっはいんな…んんっ!」
やっと奥まで入って、名前と繋がれた。つーか感じすぎ。オレもかなり気持ちいいけど。名前は辛いだろうけどオレもキツイ。最初から激しく腰を動かした。
「はっ、名前っ名前!」
「や、そこやだぁ、っあああ!」
「……くぅ、!」
最奥を突いて、ぎゅうっと名前を抱きしめながら全てを出し切った。よかった、名前もイったみたいだ。オレはまだ抜かずに、息を整えながら名前の柔らかい髪を撫でる。まだぼんやりとしている名前が嬉しそうに目を細めながら、オレの胸に擦り寄ってきた。
ねえここにいて
(たまにはこんなのも悪くないかもな)
120210