彼のことを一目見た瞬間から、ストライクだと思った。大きな眼鏡に2つに頭の上で結んだ髪。おどおどしてて俯きがちだけど、私のことを見るときは可愛らしい笑顔を見せてくれる。そんな可愛い速水くんの家庭教師になったのがつい先日。そこから彼を見るたびに癒される幸せな日々がスタートした。




「この前のテストはどうだったの?」
「え…わ、割と良かったですよ」


ごぞごぞと鞄を覗きこんで何枚かの用紙を差し出してくれた。速水くん頑張ってるし、中々の点数だから私も教えがいがある。
でも。これだけは、この教科だけは、どれだけ頑張っても出来ないらしい。


「オレだって頑張ったんですよお!」
「わかってるよ。でも、これはちょっと…」
「うぅ、すみません」


速水くんは保険がどうしても出来ないらしい。思春期真っ盛りな中学生だったら保険の授業内容に興味あると思うし、点数も取りやすいはずなんだけどなあ。


「確かに速水くん、こーゆーの苦手そう」
「……!」


テスト範囲のところを見直してみると、やっぱり性教育の範囲だった。速水くんは私の向かい側で顔を真っ赤にして俯いている。やっぱり可愛いなあ。


「テスト前に教科書はとりあえず読んだ?」
「…少しだけなら」
「保険って暗記教科だから隅々まで読まないと」
「そんな!だって…ほら!」


教科書に大きく載っている男女の裸体の絵を差して、速水くんはあわあわと視線を揺らす。これでこんなにも顔を真っ赤にしてたら、実際のを見たらもっと可愛らしい反応してくれるのかな?と、私の中でそんな彼を見たいという欲求が募っていく。


「速水くん」
「え、なんです……わわ!」


早速ベッドに押し倒すと、彼はやっぱり目を瞬きさせて驚いた表情を浮かべる。そんな速水くんの唇に軽くキスすると、もっと目を大きく見開いた。


「今日は保健体育の授業にしようか」
「…っ苗字さん!」


必死に、私の身体を押して離れようとしてるけど、さっきのキスで力が抜けてしまっているらしい。それをいいことに、私は速水くんの服を脱がしていった。


「きれいなピンクの乳首だね」
「…やあっ」
「ココ自分で触ったことある?」


指を乳首へと運び、親指と人差し指で挟んだ。しばらく擦っていると、あっという間に硬さを帯びる。このまま乳首を舐めちゃおうかと考えたけど、彼の下半身が膨らんでいるのが目に入り、ベルトを外そうと手を伸ばした。


「わっ…!ちょっ!」
「このままじゃ苦しいでしょ?」


そのまま一気に下着までずり下げた。
半勃ちになっているペニス。濡れている下着。胸への愛撫だけでこうなってしまったのかと自然と笑みが浮かんでしまう。


「オナニーとかはするの?」
「なに、するんで……そん、なッ!」


彼のペニスを握り、上下に擦るとびくんと彼の身体がしなる。親指で亀頭をぐりぐり、と弄った。


「ひゃぁあう…っ」
「おちんちん気持ちい?」
「苗字さ、やめ…くださッ」
「も、いいかな」


一旦、大きくなったペニスから手を離して私も服を脱ぐ。速水くんは恥ずかしがりながらもその様子を指の隙間から見ているようだった。下着も全部取り除いて、もう一度彼にキスをする。くちゅ、くちゅ、と唾液が混ざる音が響いた。


「ん、んふ、ぁ、ふっ…ぷ、は…ぅ」
「んぅ、鶴正くんの、ここに挿入れて…?」
「っ苗字さん」


まだ、おろおろしているようだったから、私から跨って彼のモノに腰を落とす。
ぬぶ、ぬぶぶ…っ、くぷ、ん、と結合部からは卑猥な音を立てながら少しずつ埋まっていく。


「っきつ…!」


速水くんはとろん、と蕩けたような顔でやだ、とか呟いているけど無意識に腰を揺すっている。私もそんな彼に応えるように、騎乗位で腰を振り始めた。


「私のナカに鶴正くんのおちんちんが入ってるんだよ」
「は、…ッ!あ、あんっ、あっ、やっ!」


お腹をきゅ、って押しながら言うと彼は私に抱きついてきた。やばい。その動きでより奥で彼のが擦れて気持ちいい。
ずぶっ、ずぶずぶっ、ぬぶっ、ずっちゅずっちゅ
彼は私の腰を遠慮がちに掴んで、ピントンしてきた。よかった、なんだかんだで速水くんも気持ち良くなってくれているんだ。


「あっ、あっ、んっ、つるま…くんッはげ、し…っ!」
「はっ、はあっ…もう、だめっ、です」


ぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅっ、ずちゅっずちゅ、ずぢゅっ
何度も、何度も注挿を繰り返す。


「ひ、あ…ッ、わ、たしも、もぅ…っ!」
「っはぁ、はぁっ、はぁ、ん、は…ッく」


イったた瞬間、お腹のナカに何かが注ぎ込まれる感触。まだ息が荒く、肩で呼吸する彼は本当に可愛い。額の髪の毛をかき上げ、露わになった額に唇を押し付けた。


「速水くん」
「あ、の…名前さん」
「ん?」
「もう、名前では呼んでくれないんですか…?」
「っ可愛い!」
「あっわ…!?」


鶴正くんに抱きつくと、彼も軽くぎゅっとし返してくれる。そんな彼の耳元で名前を呟くと、鶴正くんは抱きしめてくれている手をちょっとだけ、強くしてくれた。




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