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「違う。ぜ……ってえ違う」
 高校の休み時間。
 俺の2つ前の席でそいつは、なにかぶつぶつ言いながらワックスで上向いたキャラメル色の髪先を揺らして大きな大きなため息をした。





 friend zone




「……何かの間違いだ、これは……」
 あれ、セリフ変わった。
 あのキャラメル色の髪の七青(ななお)は、最近独り言ばっかり言っている。
 なんか面白そうで、足音を潜めて近づいた。
 しかめっ面して、目を閉じたまま天井を仰いでる七青。
 その正面に回りこんで、奴の机の上に腕を組んで顎を乗せる。目ぇ開けたら俺が目の前にいたら驚くだろうな。
 なにか考え込んでいるように七青が腕組みすると、まくった制服のシャツの袖から覗く腕の筋肉がもりっと盛り上がった。更にきつく眉を寄せながら項垂れて。はーっと、大きくため息してる。
「冷静になれ……そんなわきゃない……――」
 ――どんなわけじゃないんだろ。
 俺は、出会ったときから変わらずに長い七青のまつげを見ていた。

 七青とは、高校1年生からのつき合いだ。
 あれは確か、入学したばっかりの頃の休み時間。何人かでゲームソフトの話で盛り上がってて、人見知りな俺は、なんとなくその話題に乗り切れないでいた。
『俺も、最近ハマってんのあるよ』
 後ろから声がして、振り向いた途端にぐいっと肩を組まれた。
 至近距離にある横顔は、きれーで垢抜けた感じ。そいつが、七青だった。
 茶……むしろ、金?って色の髪に、担任に注意されないのかなって一瞬面食らったけど、似合ってたから違和感もなく。
『おまえかっこいいなー』
 って思わず言ったんだ。……そうそう、思い出してきたぞ。
 七青が一瞬驚いたみたいに黙ったから、まずいこと言ったかなって内心思ったんだ。でも。
『……だろ? おまえイケメンを見る目あるねー』
 って茶化してきて。
 その言い方が……うまく言えないけど、すごくよかった。よかった、ってのも変か。なんか、ピンときた。仲良くなれそうっていう直感が。
 それから休み時間毎に話すようになって、話のテンポが合うから何を話してても楽しいってことに気づいた。七青も機嫌よさそうに一緒にいてくれるし、気がついたら一緒にいたように思う。
 高校2年では別のクラスになったけど、帰りはいつも七青がクラスに迎えに来て、「おー、帰ろー」ってなんとなく一緒に帰ってた。
 改めてよく考えたら、かなり仲良いよな。別のクラスなのにわざわざ一緒に帰ってたんだから。
 七青は気さくで明るい性格だから誰とでもすぐ仲良くなる。2年のクラスでも仲の良い奴はたくさんいたはずだけど、いつも律儀に、決して社交的ではない俺を構いに来ていた。
 七青は、女子からも人気があって何度も告白されてたから、帰り道の話題は大体それで。
『七青、また告白されてたろ』
『なんで隣のクラスのおまえが知ってんの』
『噂になってたから、知ってるのは俺だけじゃないはずだけど』
 どっから漏れるんだよ……と七青が眉をひそめてる。
『2年になって何人目? なんでオッケーして彼女作らねーの?』
 そう訊いてみたら、七青が呆れた顔で言った。
『おまえなあ、俺が告白されただけでつき合う単純な男に見えるかよ』
『見える』
 てめえ、って痛くもないヘッドロックをされて、ギブギブって腕を叩きながら言った。『でもさ、七青、付き合ってみないとわかんないってこともあるんじゃないの』
 七青が、少し黙る。
 からかいすぎたかな、って気まずくなった。冗談で場を和ませないと。
『モテるよなあ、七青ばっかりさー』
『どうだ、俺が憎いか』
『ううん。モテてるおまえが好き』
 七青は、一瞬驚いたように俺を凝視すると、すぐに腹がよじれるかってほど笑って宣言した。
『じゃあモテてる俺が大好きなおまえの為に、もっとモテてやろうじゃねーか』
『大好きとは言ってないけど……まあ、やれるならやってみたら?』
 適当に相槌を打ったつもりだったんだけど、その後、七青は本当に体づくりとか気合い入れ始めて、マジですげーかっこよくなっちゃった。体鍛えると成長ホルモン出るのか知らないけど、身長も10センチぐらい伸びて。今じゃ俺を見下ろしてきてムカつく。
 その努力のかいもあってか、2年生の後半には彼女ができたみたいだった。
 みたいだ、って言うのは、未だに本人が彼女だったって認めないから。
 当時は俺も七青に彼女ができたってのは噂で聞いただけだったけど。本人に確認してもはぐらかされるし。
 でも、可愛い女子と七青が仲良さそうに廊下で話してるのを何度か見かけたから、噂が確信に変わったんだ。
 だから俺は、一応、礼儀としてそれからは別に帰ることにした。
 まあ……寂しくないかと言ったら嘘だ。隣に七青がいないっていうのは、なんだか涙が滲むような喪失感だった。
 七青にもいつか彼女ができて俺の優先順位は下がるものと覚悟はしていたんだけど。だけど……。
 どうにも辛かった。マジで。
 七青の隣にあの可愛い女の子がいる光景を思い出すと……胸がジリジリするというか。冬の風が、妙に冷たく感じたというか。
 先に帰ることにして一週間が経った頃。週明けの月曜、帰りに下駄箱で肩を掴まれた。
 誰かと思ったら、七青だった。
『……おまえさ、なんか怒ってんの』
 いきなり言われて、面食らう。
『え』
『先帰るから』
『だって……七青、彼女できたんでしょ』
『彼女できたら一緒に帰らないのかよ』
『普通そうだよ。彼女と一緒に帰れよ』
『俺が誰と帰ろうが勝手だろ』
『勝手じゃねえよ、帰る相手が俺なんだから俺の意志も必要だろうがコラ』
『じゃあ一緒に帰らねえのも俺の意志が必要だろコラぁ!』
 ……なんだこの喧嘩。我ながら変だと思った。
 とりあえず、後にも先にも、しばらく口をきかないような喧嘩をしたのは、その時だけだ。
 しばらくと言っても、3日で仲直りした。
 七青が帰りに教室に迎えに来て。迎えに来たくせに、教室の戸口でポケットに手を突っ込んで、不機嫌そーうに俺を睨んでたんだ。俺は、内心まだ冷戦のつもりだったんだけど、七青が迎えに来てくれたのが嬉しくて思わず吹き出し笑いしちゃったんだ。七青も仏頂面が続けられなくなったみたいで、ちょっと笑いながら言った。
『……んだよおまえ、怒ってたんじゃねーのかよ』
『最初から怒ってねえもん』
『俺だって怒ってねーよ』
 じゃあこの3日はなんだったんだ、って話になって、笑いながら二人で帰った。
 その月の終わりに、再び風の噂で七青が彼女と別れたって聞いた。
 フられたのかフッたのかはわからなかった。七青になんて声をかけたらいいのかわからないなと思っている内に、2年生が終わった。
 高3になって、再び同じクラスになった。
 で、今みたいに一緒にいる。
 いや……でもこれまでと少し、空気が違うような。
 七青がぐんぐん隣で男っぽくなってくもんだから、一緒に居て話してても、なんか同い年というより、大人と絡んでるみたいな気分になる時がある。
 背もさらに伸びて、腕とか肩とかもがっしりしていくし。
 俺だって……まあ、それなりに背も伸びたけど、こいつの成長に追いつけてない。
 そうは言っても仲が良いのは変わらずだ。なんだかんだで年末年始一緒に過ごしてるし。……あれ。なんで年末年始、一緒に過ごしてるんだ?
 たしか、1年の時は、七青がうちに来た。雑煮をおかわりして、遠慮ねえなと思って笑った。
 2年の時は、一人暮らしの七青の家に俺が行った。何をするわけでもないけど、みかん食べて雑煮食って。うちのおせちを少し持って行って一緒に食べた。
 七青といるのが居心地が良すぎて、なんかこのままじゃまずいなーと思って、彼女をつくろうと思ったこともある。
 けど、七青と一緒にいるとどうにもこいつが目立っちゃって、女子と仲良くなるどころじゃなかった。
 ってか、七青が女だったら楽なのに。こいつとだったらいつでも結婚できんのにな。
 俺よりずっと逞しい嫁、ということになるわけだけど……まあ、愛があればいいよな。要は気持ちだから。

(……なんか、変な方向に落ち着いちまったな)
 それというのも、まだ唸ってる七青のせいだ。
 ……おーい。俺、おまえとの出会いからひとしきり反芻(はんすう)し終わっちゃったんですけど。
「……なー、まだ?」
 痺れをきらして声をかけたら、七青がバチッと目を開けた。
「うぉっ、ユーキ!?」
 七青が、ガタガタって大きな音を立てて仰け反ったもんだから、反動で椅子が――。
「あぶなっ」
 後ろにひっくり返りそうになった七青の腕をとっさに掴む。すんでのところで転倒を阻止した。
「……っぶねー、七青のあほ」
 言ったら、俺に腕を掴まれたままの七青が小さく、「お、おお……わりぃ」って言った。
 あ。遅くなったけど、ユーキって俺の名前ね。
「なに考え事してたの」
 手を離して訊いたら、七青が一瞬俺を見てからそっぽを向いて言う。
「別に……」
 ワックスで上向いた髪が乱れてたから、代わりにちょいちょいと直してやりながら訊いた。
「悩ましい感じだったけど。悩み事?」
「おまえいつから見てたんだよ」
「んー、朝から」
「朝……っ。おまえ、今昼だぞ」
「あ、そうだな。一日見てたみたい」
 七青が、言葉を失ってる。でも、さっきまでの悩ましそうな表情と変わって、機嫌が良さそうな七青にほっとする。
 ふと、机の上で遊んでる七青の右手が気になった。親指と人差し指の間に、絆創膏が貼ってある。
「どしたのこれ、切ったの?」
 その手を掴み上げて見る。
「あー……プリントで」
「痛いよなーここ切るとー。痛そー」
「嬉しそうな顔で言うんじゃねーよ」
 七青の呆れた顔が面白くて、その右手をひっくり返したり手のひらを見たりして遊ぶ。
「あ。七青の生命線、短っ」
「は? 冗談言うな」
「冗談じゃないよ、ほら」
「……あ、マジだ。やばくね?」
「あ、でも二重生命線だな」
 指先で、七青の手の線をなぞって見せる。
「なにそれ、やばいの」
「やばくないよ、生命力が強いんだよ」
「え? 性欲が強い?」
「はあ? ばっかじゃねーの。ここだよここ! ここの生命線――」
 言いながらまた線をなぞってやると、七青が黙った。無言の視線を感じて七青に目を向ける。「……なに」
「もっかいなぞれよ。なんか気持ちイイ」
「……ほんとに性欲強いんじゃねーの、七青。やらしー奴」
 呆れたから、なぞる代わりにべしっと手を叩いてやった。
「いって! おまえな、ケガしてるところを……」
 文句言ってる七青に構わずにひっくり返して甲を見る。
「指なげーなー、いいなー」
「そーかよ」
「この辺の筋っぽい感じとかさ……うらやましいなー。男っぽい手だよな」
 人差し指で、七青の手の甲の中指の骨を辿る。「生意気に血管とか浮いてて……」
 筋に沿って血管を撫でると、七青の指先がびくっと跳ねた。
「……あ、わり。くすぐったかった?」
「く、すぐったいっていうか……」
 七青が少し黙って、気まずそうに俺を見つめてくる。「……おまえ、俺の手好きか」
「うん。手も好き」
 七青が、口を開けて固まった。
「七青?」
「手も……。も、……ってさあ……」
 七青は、そう小さく呻いて、また大きなため息をしながら左手で髪をぐしゃぐしゃしてる。さらに髪が乱れてるぞ。
 唸る七青に構わずに俺は、ポケットからスマホを取り出した。七青の右手を持ち上げて、映える角度を探して、カメラ機能でパシャッと撮る。
 七青が怪訝そうに言った。
「……なにしてんの」
「インスタに手の写真上げてみようかなって。女子が食いつくかもしれないし」
「なんで食いつくんだよ」
「綺麗な男の手の写真って人気あるんだよ」
「知らねーよ、っていうか、おまえが俺のをあげてどーすんだよ」
「そしたら俺がモテるじゃん」
「手だけでモテるかよ……」
「あ、じゃあコレやろうぜ」
 俺が手をパーにして差し出すと、七青が眉をひそめた。
「コレって何」
「恋人つなぎ」
「は?」
「こういうの好きらしいから」
「わけわかんね……」
「ほら、早く」
 そう言って、七青の手をひったくる。机の上で恋人つなぎして、写真を撮った。
「……まだかよ」
「まだ。もうちょっと角度が……てか、おまえすげえ爪きれーにしてんのな」
 七青の手の感想を言いながらいろんなアングルで撮ってると、七青がしびれを切らしたみたいに言う。
「あのさあ、前から言おうと思ってたけど!」
「うん?」
 右手をパッと払って、七青が俺をまっすぐ見て言う。
「おまえオレのこと褒め過ぎ」
「褒めすぎ?」
「こそばゆいんだよ! いちいち照れるの疲れるんだからな」
「照れなきゃいいのに。それに、褒めてねーよ」
「は?」
「事実を言ってんの」
「……あー……くそ……」
 何を怒ってんのか知らないけど、七青の顔が赤い。
「七青なんで怒ってんの? 褒められてんだったら怒る必要ないじゃんか」
「怒ってんじゃねえよ! おまえ俺のこと大好きか!」
 バカにするように言われて、ちょっと考える。
「うん。たぶん」
 七青がものすごく複雑そうな表情で見てくるから、なんだよって不機嫌な顔をしてやった。
「あーもう」
 って、七青が俺の手をとる。「よく見ろ。おまえの手だって綺麗だろーが、ほら」
「どこが」
「どこがって……この、指とか。ってかおまえ、肌しろっ」
「男っぽくないから嫌だ」
「色っぽいよ」
 言われて、ちょっとドキッとする。
「ほんと?」
「……おまえの生命線なげーな」
 手のひらを七青の人差し指の爪先で引っかかれる。
「あっ」
 思わず声を上げたら、七青がギクッと止まって俺を見た。
「……んだよ」
「七青。もっかいなぞって」
「はあ?」
 七青が、呆れたように俺の手のひらをかりかり引っ掻いたら、背中がゾクゾクっとした。
「ほ、んとだ……なぞられるの気持ちイイ……」
「あ……あぁ、ほらな? そーだろ」
 掴まれた手をもっと広げて、七青に差し出す。
「七青、もっとして」
「……おまえ」
「はやくー……俺、我慢できないー」
 冗談で言ったつもりだったんだけど、七青がなんとなく気まずそうに目を逸らすから、居心地が悪くなった。
「……七青?」
「……わかった。この俺の指でイかせてやる……覚悟しろ……っ」
 ヤケクソみたいに掴み直された手をがっちり固定されて、さっきみたいに爪先で手のひらをめちゃくちゃになぞられる。
「あーっ、ダメ!」
「なにがダメだ、こんなにひくひくさせやがって――」
「七青のアホっ、バカ、離せマジで、くすぐった……っ」 
「おーまえら、下ネタでイチャつくのやめろっつったろが」
 ポケットに手を突っ込んで、耳ピアスの男がたらたらと歩いてくる。
 高橋だ。こいつも俺たちと結構仲がいい。一見ギャル男だけど、意外にも外見通りのチャラ男だ。俺と七青をいじって遊ぶのが最近の趣味だって言ってた。
「……高橋クン。ヤキモチ焼くのやめたまえよ」
 七青が俺から手を離して、エアーメガネを動かすフリをしながらインテリっぽく言う。
「誰がやきもちだ、勇希(ゆうき)狂い」
「羨ましいか、ばーか」
「開きなおってんじゃねー、公衆の面前でイチャつくなって言ってんだよ。PTAわきまえろ」
「それ、TPOの間違いじゃねえだろーな」
 2人が胸ぐら掴み合ってじゃれてる。
 ……ワイワイしてるのを傍で見てるのは楽しい。俺みたいな地味な奴は、普通は一生友だちになれないような雰囲気の2人だと思う。そんな2人が目の前で罵り合いしてるのを見てたら、なんか楽しい。
 高橋が、俺に気づいて呆れたように眉を寄せて言った。
「……おい。何ニヤニヤしてんだよ……」
「んー、かっこいい2人と仲良くなれて幸せだなーって」
 高橋が、信じられない、って顔で俺を指さす。
「こいつ……なんでこうポンポン照れもなくこーいうの言えるんだ……?」
「恐ろしいだろ。俺は最近になってようやくユーキの恐ろしさがわかってきた」
「勇希おまえ、もしかして女子相手にもそんな感じで話してんだろ」
「自覚のない天然は全国の男子の敵だぞ」
 2人がなんかわーわー言ってくるけど、全然気にならない。
「はー……なんか今俺、2人に絡まれてるの幸せだ……」
「こいつ、罵られて感じるとかヤバいんじゃねーの」
「ドMか」
「おまえら、簡単にドMとか言うな。性癖がどっちかなんて俺にはまだわからな……」
「んなことわかってたまるか」
 2人揃って突っ込まれて、俺は眉を寄せた。
「なんで怒るんだよ、わかんねーなーもう」
 わかんねーのはおまえだよ、って2人がなんかいろいろ言ってる。
「ところで七青。結局、なに悩んでたの」
 俺が言うと、七青が一瞬眉を上げた。
「あ? あー……それはもういいんだ」
「え? いいの?」
「ああ。決めたんだ俺は」
 そう言いながら、七青が一度天井を仰いでから、俺を見る。「覚悟を決めた男は恐ろしいんだということを天然野郎に思い知らせてやるわ」
「誰に?」
「おまえに」
 言われて、今度は俺の頭が痛い。
「……俺と決闘でもすんの?」
「まあ、ある意味決闘だな」
 言いながら、机上の俺の手の甲に、七青が中指を妙な手つきで滑らせた。
「っあ」
「ばっ、勇希、変な声出すなって言ってんだろが」
 高橋の胡乱な目が飛んでくる。
「だって……七青が変な触り方するから」
「快楽に弱そうだな、おまえ」
 しれっと七青が言った。
「……おまえらさ……ほんとに2人でいつも何やってんの……?」
 そう言って青い顔をしてる高橋をじとりと睨んでから、七青を睨んだ。
 俺の視線を受け止めて、七青が目を細める。意味あり気な目だ。
 一体どんな決闘を申し込んでくるつもりなんだろ。
 今から、少しワクワクしてたりする。
 そんな俺達を交互に見ながら、高橋が言った。
「……なんか面白そうだから、俺も混ぜろよ」
 それを聞いた七青が、露骨に嫌そうな顔をした。



 2015/12/01
 2019/06/19 修正

 久賀リョウ
 書いてあった短編を修正してUPしました。






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