死んでもいいとは言わないが
恋心を抱いてしまったのです。愛してしまったのです。許されるべき相手ではないというのに。憧れで済ませるべきでありました。それでも、わたしに心を殺す勇気など存在しなかったのです。ただひとつだけ我儘を述べましょう。月が美しいということを伝えさせてください。それだけで良いのです。
どうか一方通行の愛でありますように。彼が悲しむことのないように。
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