今日のクラス変えの為に昨日の夜から頑張ってた秘密のおまじない(呪い)が効いたのかネジ君と一緒のクラスになれた。

ネジ君とは幼なじみだったりして昔いっぱい一緒に遊んでたりしてたんだけど最近は私が勝手にネジ君のこと変に意識しちゃって全然話しすらしてないし目も合わせれない。

ネジ君はかっこいいし頭もいいしほんとにほんとにかっこいい。だからモテるのもしょうがないしみんながネジ君を好きになる理由も分かる。だって私もネジ君のこと好きだもん。

でもみんながネジ君にキャーキャー言ってたり偶にネジ君が女の子と話してたりするの見たら凄く胸が苦しくなる。私はサクラちゃんやイノちゃんたちみたいに可愛くもないし自信も無い。そんな自分が嫌だから、自分の悪いとことか今日あった事とかネジ君を観察(ストーカー)して気づいた事とかをこのノートに書く事にしてるの。

(今日はネジ君と同じクラスになれた)とかネジ君調査ノートに書く内容を考えるのに夢中になりすぎて、私は周りに注意をはらっていなかった。

ドンっ!!!

誰かにぶつかってしまい、おもいっきり私は尻餅をついてしまった。

「いたたた・・・あっ!ちょっと考え事(妄想)しちゃってて、すみませ・・・」

「おい」
「ネジ君!あっ、えっとごめん」

ネジ君にぶつかるなんて嬉しいような恥ずかしいような、じゃなくて!

「ネジ君、怪我してない?」
「俺は大丈夫だ。お前こそ足から血出てるけど大丈夫なのか?」

ネジ君にそう言われて自分の足を見てみると膝の下あたりから軽く血がでてきていた。

「全然!これくらい大丈夫!ネジ君が怪我しなくて良かった」

顔が真っ赤なのが自分でも分かったから急いで下を見て顔を隠したらネジ君が「はぁ〜」って溜め息ついた。

私、ネジ君が目の前にいるのに足元ばっか見てるからネジ君怒っちゃったのかな?嫌われたかのな?勇気を振り絞って顔を少し上げて顔色を伺ってみたらネジ君は怒ってもなくて呆れてもなくて、「お前は人の心配ばかりしているが先ずは自分の心配でもしたらどうだ?」ってクスクス笑ってくれた。ネジ君の笑った顔を久しぶりにこんなに近くで見れて私は顔が真っ赤どころなんかじゃなくて頭がくらくらして倒れそうになってきていた。

「でもネジ君の体のが大切にしなきゃだよ。私なんかよりネジ君の体のほうがずっと価値があるんだしネジ君に怪我なんてさしちゃったら私どうしていいのか」
「俺にとってはお前の体が一番大切なんだが」

えっ?って聞き返そうかと思ったら体が一瞬浮いてネジ君の背中に私が乗ってて、私が何度も何度も夢で願った事のあるネジ君におんぶされていた。

「お前鈍すぎだろ?俺ずっと前から」





おんぶされたまま保健室で治療される予定です。久しぶりに甘い様な気が。



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