Re:

返事のメールが返ってきて、すぐには見ないで心の音を聴いてみる。心臓がドクドクいって携帯を持つ手なんてどうしようもなく震えてる。

私なんかとつりあわないとは知ってたけど、シカマルがあまりにも優しかったから。

「付き合ってよ」

なんて送ってしまった。大きく深呼吸して、受信メールを確認する。

『おう』

たった二文字。それだけが表示されていた。

「ほんとにいいの?!」

すぐに返信が来た。

『うん』

呆気なく簡単に私の半年間に及ぶ片思いは終了したのだけど。腑に落ちない。

「私なんかと付き合うの?」
『さっきから何回おんなじこと聞いてんの?』
「だって、なんか信じられなくて」
『疑ってんの?』

ドキリと、さっきより何倍もの勢いで心臓が飛び跳ねた。

「そんなんじゃなくて!」
『てか嫌いな奴からのメール、面倒くせーし返信なんかしねぇよ』

速攻でそのメールを保護って、改めて思った。恋って怖いね。こんなにも君のことしか考えられなくなるなんて。



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