「席が隣りなだけねぇ・・・」

ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべ御幸は俺と苗字を交互に見つめた。

「うるせー!苗字、こいつは色々と危ないから絶対に近づくなよ」
「うん?・・・えっと、倉持君のお友達?」
「俺は御幸一也。倉持とは同じ野球部」

よろしくねと御幸は苗字の頭をくしゃりと撫でた。

「もうチャイムなるからお前は早く自分の教室行けよ」
「倉持君こわーい」
「お前の女声の方が怖ぇよ」

俺たちのやりとりを見てクスクスと苗字は笑う。

「二人とも仲良しだね」
「「仲良くねーよ!」」
「ほら、やっぱり仲良しじゃん」

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