私の席にどかどかと居座り、私のしてきた宿題をもくもくと写す倉持に、昨日みたありきたりな恋愛映画をふと思い出して聞いてた。 「ねーねー倉持ー」 「なんだよ?」 「私がしんだらしんでくれる?」 「急にどしたんだよ?」 「いいから質問に答えよ」 ムリに決まってんだろ、そう言って倉持はヒャハハと笑ってみせた。 「ひど!あんたの友達私と御幸しかいないのに私が死んでもいいの?友達たった一人しかいなくなるよ?」 「うっせー」 「お前が死んだら俺も死んでやるとかかっこいいこと言えないわけ?」 「言えねー」 「ムキーーーッ!!!もう倉持なんかに宿題みしてやんねー!私のノート返せ!早く返しやがれ!!!」 「うっせーなあ。まだお前に好きって伝えられてねーから死にたくねえの」 |