青春を部活に捧げる | ナノ



「ところで柳くん、この方とはお知り合いなのですか?」
「ああ。前に言っていた青学の上原愛子だ」
「あーあの超生意気でよく走らされてるっていう」

…だからなんでその情報を流すかなヤナギさん。ていうかあたしの情報立海に関係なくね?そんなにあたしヤナギさんに気に入られちゃったってことか照れる。でも超生意気は無いと思います。それは越前くんのことですよヤナギさん


「つーかなんだよお前ら、見せつけやがって。熱いんだよ」
「ヤナギさんのせいです」
「俺はお前に預けただけだ」
「だからって抱き合う形にしないでください」

「ていうかさ、こいつ青学の奴だろぃ?なんでこんなとこにいんだよ」
「めんどくさいんで、それはじゃこさんに聞いてください」
「じゃこさんって誰だ」
「俺のことらしい」
「ぶっジャッカルうける!」

…どうやらあたしはネーミングセンスがまるでないらしい。赤い髪の人にげらげらと笑われてしまった。しまいにはお前うけるなあと頭をがしがし叩かれた


「……で。そろそろあたしそろそろ帰りたいんですけど」
「お前がそのままおぶってでもつれて帰るのか?神奈川だぞここは」
「送ってくれるんですかヤナギさん!なんてお優しい」
「送るのは弦一郎だ。それと、前から言おうと思っていたが柳の発音が間違っているぞ」
「わざとです」


「…ほんとにこいつ生意気だな」
「参謀の言う通りじゃの」
「青学にこんな方がいらしたとは、青学もさぞ大変でしょうに」
「すいませんね生意気で!」

2010/12/17