青春を部活に捧げる | ナノ



「IDOY」
「…………なんの略?」
「意外 でした 忍足さんがあそこまで やるとは」
「区切りおかしいでしょ」

桃ちゃん戦。乾…先輩、によると、どうやら忍足さんは千の技を持つ天才らしい。よく千個も覚えてるよなあすごいすごい

「でも、桃ちゃん大丈夫かな…。ねえ、ゆーちゃん先輩」
「……うん…」
「だ、大丈夫ですよ!ほら!越前くんだって左目けがしてもアホみたいにぴんぴんしてましたし!桃ちゃんも不死身ですよ!」
「アホみたいは余計」
「いいじゃん!ほんとにアホみたいに不死身だったんだから!」

ゆーちゃん先輩…心配そうだ…。そりゃそうだよね、恋人がけがしてるのに心配しない彼女はいないもんね

「そのわりにあんたは越前くんが怪我しても動じないよね」
「しょ、しょーこ先輩!?いつのまに!」
「さっき来た。手塚に呼ばれてね」

あれ?なんか気のせい?最後の一言だけ棘があったような…

「ぶちょー、ぶちょー。しょーこ先輩となんかあったんですか…?」
「別に。何もない」
「…?」

2011/08/22