青春を部活に捧げる | ナノ




ということで立海の人たちと試合観戦することになりました。

「え、ここで見るのか?」
「だめですか?」
「いや…仮にも敵陣じゃろ」

「データによると、氷帝戦のときも敵陣に乗り込みスパイ活動を行っていたらしい」
「スパイ!?帰れよ」
「ちっちっち。甘いですねヤナギさん。あたしはスパイなんて滅相もない仕事できませんよ」
「日本語が変だぞ。では、なにをしていたんだ?」
「それはずばり、いやがらせです」





え、なんで沈黙?

「お前にそんな力があると思えねえけど」
「ありますよ!氷帝のトップなんかあたしの悪だくみに頭も下がらないんですから!」
「あの、日本語が間違っていませんか」
「わかった。データに加えておこう」
「あざっす」
「愛子ちゃんって、おもしろいね」
「心から嬉しいです姉さん!」
「姉さんて、ミキにぴったりじゃな」
「こんな妹だったら欲しいな」

いやもうほんとミキさんみたいな人になりたいな。まじ憧れっす。尊敬してます

「あの!どうやったらミキさんみたいになれますか!」
「無理だろ」
「無理じゃな」
「それは無理かも」

丸太さん白髪な人ミキさんに全否定されてしまった

「……………」
「まあ、そう落ち込むな」
「お前はお前でいいとこあると思うぜ」

ヤナギさんとじゃこさんはあたしを励ましてくれた

「具体的に?」
「えーっと……単純なとこ」
「………」

今ので単純さを失いました


「貴様ら静かに試合を見んか!!」

また先生に怒られちゃったよ。
2011/1/25