朧月


秋色夜空の星の下は
霞んだ夢を連れていく

きっと私は初めの恋
甘い実がなる

お洒落をしていた杏子たちが
お茶会の席へ歩きだす

小さな小さな扉開けて
歌を歌いましょう

私は何になるの?
呟いた言葉さえ

消えていくの、月の中に
なんて遠いのかしら


貴方のその羽根の横で
踊りを学びくるくると

秋雨降り出す霞んだ夜
あれは春の朧月なの?




憂鬱がひろがるそんな日々を
貴方の笑顔で潤すの

悪戯に微笑む頬を
月影が照らす

私は何になるの?
誰も答えてくれない

消えていくの、闇の隙間
小さく願いましょう


貴方のその羽根の横は
私以外が微笑ってる

どうかそこに行かせて下さい
朧月は見えなくなった



紅葉の光る
貴方の淡い体温
やっと見つけたわ、もう離さない
幻想的に祝うの



貴方のその羽根の横で
私が寄り添い眠ってる

目を瞑れば見えてくのは
朧月だけ

貴方のその羽根の横は
私が一緒に笑ってる

大好きな愛に包まれた 
私はただ空を見上げ

秋の朧月を見る








──────

2013*09*16
0:32

朧月って春の季語何だって!







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