Maiden


Maiden





窓のガーベラの様に
近付けない貴女を見た

私の絵の具が淡い
桃色に毒を混ぜた


他に咲き乱れる花ならば
私は見向きはしない

その真っ白い胸元に
恋の跡 散らせたい


私は描く 純粋な乙女を
穢れを知らずに育ち行く

私は甘い 砂糖菓子のよう
熱い物には溶かされる運命



部屋の中で
暖炉に抱かれて

静寂に言の葉を
舞わせている光

I miss you



私は憂う 透明な乙女を
愛とは何かと知りもせず

私は苦い 珈琲のように
貴女の全てを溶かし込む運命


私は恋す 純白の乙女を
触れる事さえも許されぬ

私は例えば 胡桃のように
貴女に割られるの待っている

今も






―――――

乙女って響きが好き。



2012.01.17
20:01

今年初歌詞か?






[ 10/32 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -