RussianRoulette.edit-1


RussianRoulette.edit-1





暗い部屋の真ん中に
陣を作る7人

全てを捨ててきた
憐れな人の集い

自分の持つピストルを
光る眼鏡の隣

そっと自分の頭で
引き金を 引いた


重く響いた骨の中
他人の恐怖と安堵

その場しのぎの視線
浴びて

僕は倒れた


ああ僕がこの手に
あるモノなんて

少しだけのお金と愛する君

逃げ出したその先に
待ち伏せていた
ロシアン・ルーレット ban!



紅い涙が流れだし
陣が解ける「ヒトリ。」

そっと自分の心に
左手を置いてみた


鈍く光ったピストル
他人の喚声…歓声?

戻れない所まで来て
僕は思った



「愛してるよ」
遠く笑う残像

手を差し延べたなら
拾ってくれるの?



ああ僕がこの手に
あったモノなんて

少しだけのキミヘのキモチ

置いてきた、もう
取りに行くことなんて…
ロシアン・ルーレット ban!

ああ僕の心に
あったモノは全部

かけがえない君の愛情


もう会えないの?
どうしようもない
うすれてく意識の中で叫ぶ

ロシアン・ルーレット ban!



「ただ、君が戻ってきてくれればよかったんだ…」





―――――

ヒトリ目の犠牲者。
物語風の歌詞が書きたかった∀


2011.10.25
15:30





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