熱い色をした最後の舞踏会


熱い色をした最後の舞踏会






広がりゆく夜が深過ぎて困る



今頃桃色のドレスを纏った君は
洒落た唇で笑ってるだろう


君が欲しくて
手放せなくて

赤と黒の狭間で
目を閉じて叫ぶ


光るティアラに口付けをする
僕の心に焦げて消えない

姿だけがただ愛しくて
涙目だけど見つめていた

嗚呼、早めに終わるのなら
そのままワルツを聴きながら

恋しくて仕方ない君を
奪い去って抱き寄せていたい



君が欲しくて
手放せなくて

白い君に触れたら
目を閉じて歌う


光るピアスに口付けをする
僕の全てに焦げて消えない

君の瞳ただ愛しくて
涙を流し手を差し延べた

嗚呼、最後の曲が響いて
そのまま2人で指絡め

切なくて仕方ない君に
感じるままキスをする

「lady」






―――――

タイトルが英語じゃない歌詞を作りたかった、うん。


2011.10.09
17:24



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